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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/12/16
- 出版社: 早川書房
- サイズ:20cm/315p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-15-210071-9
読割 50
紙の本
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
【星雲賞海外長編部門(第53回)】「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の目的は、太陽エネルギーを食べる未知の地球外生命体アストロファージに感染していないタウ・セチに赴き、そ...
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:3,960円(36pt)
- 発送可能日:購入できません
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商品説明
【星雲賞海外長編部門(第53回)】「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の目的は、太陽エネルギーを食べる未知の地球外生命体アストロファージに感染していないタウ・セチに赴き、その理由を探し出すこと。グレースはこの不可能ミッションに挑むことに…。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
アンディ・ウィアー
- 略歴
- 〈アンディ・ウィアー〉1972年カリフォルニア生まれ。著書に「火星の人」など。
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紙の本
大胆な仮説と妄想の奔流
2022/06/29 22:25
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
SFで泣きそうになる感動を覚えるなんて。大胆なSF的仮定、アイデアが多くつぎ込まれ、ビートルズをはじめポップカルチャーの話題がつぎ込まれ、エイリアンとの友情が詰め込まれ、飽きることなく最終章へ。複雑極まる問題と解決策の一つ一つを検討するうちに、子細なディテールに重大な問題があることを生み出すプロットに感服する。前編では黙示録の世界の到来を予感してしまうが、災難を乗り越え強く生き抜いていく世代が育つよう期待する主人公の姿がまぶしい。次世代が引き継ぐ混乱してしまう世界をきちんと受け止められるよう育てなくては。
紙の本
下巻も飽きさせず面白かった!
2023/11/22 15:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公がロッキーと呼ぶことにした異星人との交流と協力により、幾度も問題に直面しながらアストロファージへの対策を見つけ、地球もロッキーの故郷も救うだけの結果を得る。
さらにロッキーの提案によって片道切符だったミッションが帰還の可能性まで出てくる。
少しずつ忘れていた過去を思い出し、自分がどうしてクルーになったのか知った。
そして最後の大きな問題に直面した時の彼の決断は。傑作SF下巻。
最後まで飽きさせない展開と、ロッキーとの交流、機知に富んだユーモラスな会話、主人公の葛藤と、あらゆる失敗と成功。すごく楽しかった!
戦争に行く兵士達が、自分の命を賭けても最後まで戦えるのは祖国のためだとか家族のためだとかではなく、共に戦う戦友のためだ、という話を思い出した。
死にたくないから死出の旅であるクルーには絶対なりたくないと抵抗した主人公が、最後ロッキーのために死ぬ覚悟を決めたのは本当に良かったよね。
ロッキー達エリディアンが決して地球人とは相容れない生育環境なのに、二人が唯一無二の親友になったのが、何よりの奇跡だったと思うよ。結末も満足。
できればその後の地球の様子が知りたい。
ロッキーに地球の知識でいろいろと説明するの、例えがとても上手くて、主人公が教職だったのは天職だったんだなぁと思う。
ヘイル・メアリーはアヴェ・マリアが語源で、アメフトの試合終盤に劣勢チームが起死回生で放つ一発逆転のロングパスに由来する。
プロジェクト・ヘイル・メアリーはイチかバチかの計画。
タイトルへのこだわりは面白い。
最終章の数字がエリディアン語になっているのもとてもユーモアで素敵だ。
電子書籍
文句なく面白かったです
2022/07/24 06:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひね - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初から最後まで予測ができない大展開でした。素晴らしい小説が読めて幸せです。
電子書籍
SF
2023/06/21 02:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
かなり読みやすい方になります。自分が海外ものを嫌いなのは、翻訳口調が気になったり、カタカナ文字の名前が覚えられなくて、登場人物がごちゃごちゃになり、結局……。が、これはかなり翻訳の方がお上手!
紙の本
しあわせ!しあわせ!しあわせ!
2024/04/22 21:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:じゃび - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかくロッキーに尽きる。
いや尽きないんだけども(なぜならロッキー以外の何もかもも面白い本だから)、上巻はとにかくロッキーの登場でものすごくびっくりした。異星人とエンカウントする話だと思ってなかったから。てっきり『火星の人』と同じで、また宇宙でひとりぼっちの話なのかと…
でも科学の知識は皆無の読者としては、『火星の人』以上に面白い!好き!となった最大の魅力はやっぱりロッキーである。白状すると、主に『三体』の後遺症で、わりと最後の方まで本当に味方と思っていいのか疑っていました。ごめんロッキー、ごめんエリディアンの皆さん。
あとロッキーが出てきた時点では、なるほどこのための記憶喪失設定だったのか~時系列通り話を進めていたらロッキーが出てくるの遅くなっちゃうもんねえ、などと思っていたが…!
ストラットさんは正直ひどいが、グレースはちゃんと仕事をするはずという読みは当たっていたのだからすごい(といっても二人死んでる上に、ロッキーとキセノナイトなしでは完全に詰みだったのだが…)
科学の知識が皆無なので、最後の最後までどういう結末になるのか読めなかった。あれ、科学の知識があれば予想できるのかなあ?本当に面白かったです。映画楽しみ~!
電子書籍
勇気と友情を感じるSF名作
2024/03/22 18:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Mako - この投稿者のレビュー一覧を見る
弟に勧められて、母と読みました。老若男女に楽しめる作品だと思う。科学的なことがめちゃくちゃ出てきますが、本質は善性であり、苦難を乗り越える努力とガッツ。そして、バディとの友情もの。何度も涙しながら読み終えました。文字数がすごいので、なかなか時間がかかりましたが、終わりも満足感で満ちた良い読後感でした。
オデッセイを映画館で観たことがありましたが、同じ作者さんだったんですね.火星の人ってタイトルの本で気付きませんでした。
こちらも映画化されるとのことで楽しみです。
紙の本
ラストまで素晴らしい。
2023/11/27 19:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:破壊神小畑 - この投稿者のレビュー一覧を見る
終わってしまった。ついに終わってしまった。こうなると、勿体ない気持ちが溢れてくる。グレースの事情が段々とわかってくる過去編。地球の未来を救うために、タウ・セチの調査を充実させる今編。アストロファージの影響がないタウ・セチの秘密が明らかになり、物語は更に加速する(既に光速に近い速度で進んでいた気もするが)。
ラストの展開は胸が熱くなる。良い終わり方であった。あの一行で締めるのがまた良いのだ。始まりから終わりまで盛り上がりは収まることを知らず、映画化が楽しみだ。