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破壊神小畑さんのレビュー一覧

投稿者:破壊神小畑

9 件中 1 件~ 9 件を表示

紙の本

紙の本ハヤブサ消防団

2023/11/27 19:25

ドラマを終えて

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

意外にも池井戸作品では初めての読書でした。この作品がドラマ化すると聞いてドラマが放送される前に読み切ってやる、という気持ちで読みました。そして、ドラマを見終えてから再び戻ってきたというわけです。

舞台は田舎の小さな集落。のどかなところだと思って引っ越してきた主人公は、その町に潜む悪意の存在を徐々に知ることとなるのであった。連続放火事件とそれに伴う殺人、それらの背後に潜む悪意。
うまいこと迫りくる悪の描写が表現されていましたが、ドラマではそれがかなり誇張されていたように感じます。ドラマでは、原作でのまったり田舎生活部分を大幅にカットして内通者を作ってみたり、様々な脚色がありました。

結果的には僕は原作のほうが好きでした。確かにドラマも面白かったのですが、主題としてこの作品が掲げている、田舎暮らし、について深く書かれておらず、正直うーんとなりました。
一度原作を読んでからドラマを見るのは結構面白いですよ。どちらが好きかを比較することが出来ます。やってみてはいかがでしょうか。

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電子書籍

電子書籍十戒

2023/09/29 09:43

また騙された......

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

前作「方舟」がすごすぎたので、期待を膨らませて読んだ本作。
結論から言って、トリックや動機は前作に劣ります。
しかしながら、今回もまた衝撃のラストは素晴らしかった。
必ず「方舟」を読んでから本作を読まないと面白さは半減、いや8割減です。
そして、読み終えてからは一瞬の衝撃を置いてから、即二周目に突入してしまいます。世界が変わるとはまさにこのこと。
新時代のどんでん返しの名手が送る最新作。読まなきゃ損です!

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紙の本

紙の本匣の中の失楽 新装版

2023/03/16 21:07

忘れられない読書体験

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

第四の奇書と呼ばれている本作。
前々から評判を伺っており、満を持して読んでみました。

結論から言うと、めちゃくちゃ面白かったです。
内容は複雑で、仮想と現実が入り組んでいたり、他分野に及ぶ専門知識の話であったりがあるのですが、それも含めてすごく面白いです。

読み終わった後は「こんなの読んだことない・・・・・・」という感覚になりますので、分厚いですが頑張ってください。

この作品は日本三大奇書から影響を受けていますので、これを読む前にそれらを読んでおくとさらに面白くなります。

最後に、解説は先に読まないほうが良いです。ネタバレになっていますので。

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紙の本

ラストまで素晴らしい。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

終わってしまった。ついに終わってしまった。こうなると、勿体ない気持ちが溢れてくる。グレースの事情が段々とわかってくる過去編。地球の未来を救うために、タウ・セチの調査を充実させる今編。アストロファージの影響がないタウ・セチの秘密が明らかになり、物語は更に加速する(既に光速に近い速度で進んでいた気もするが)。
ラストの展開は胸が熱くなる。良い終わり方であった。あの一行で締めるのがまた良いのだ。始まりから終わりまで盛り上がりは収まることを知らず、映画化が楽しみだ。

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紙の本

今までで一番のSF

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

最高すぎるSF。かなり面白い。自信をもって言える、これはすごい。
記憶喪失の男性から始まり、上巻の最後にはあぁ、ここまで進むのか。
まさかまさかで、展開が早い。テンポが良い。
要所要所で出てくる実験の場面に際して、科学の知識はあったほうがより物語を楽しめるだろうが、なくても十分に説明がなされており、誰でも楽しめる一冊。上巻を読んだだけなのになんだろうか、この高揚感は。
盛り上がりが収まるところがないというのがまた素晴らしい。
詳しいことを言うとネタバレになってしまうのでここで区切らせてもらうが、気になったらとにかく読め!

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紙の本

紙の本優等生は探偵に向かない

2023/11/24 07:04

『自由研究』とはまた違う読書体験

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

(以下、軽くネタバレを含みます)

ピップシリーズ第二作。友人のコナーから「兄が行方不明になった」と言われ、探偵にはならないと決めたピップが、色々あって調査を開始。調査を進めると、レイラ・ミードなる人物と行方不明の彼は連絡を取り合っていたとわかり、更にレイラはピップの同級生の写真を利用した”なりすまし”であり、"彼女"は29歳、茶髪風の男性を限定して連絡を取っているようだ。前作の登場人物らから話を聞きながら調査を進めるピップはやがてこの事件の過去の事件との関係性に気づき、そして真実へと向かっていく。
面白かったですね。初めに語られた「探偵論」つまり、探偵になることの辛さについての場面が、阿津川辰海の「紅蓮館」における推理の重要性の語りに似ていて良かったです。ミステリーはだいぶやり尽くされた感が否めないのでこういった風潮を逆手に取った記述には共感がもてます。
『自由研究』のような爽やかなミステリーを期待していたのですが、終盤の展開では・・・

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電子書籍

電子書籍君のために鐘は鳴る

2023/10/28 17:23

デジタル化への警鐘

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もとより島田荘司作品が好きで、その流れでこの作品に出会った。海外作品で新人賞ということであまり期待せずに読んだが、これが中々に面白い。
まず、海外ミステリー特有の読みづらさが少ない。これには、物語が日本の新本格に似ている構造となっていることが深く関係していると思われる。
次に、トリックがすごい。デジタル化が進んだ社会における特殊なトリックは他の方のレビューにもある通り、確かにバカミスのように見えるかもしれない。終盤の展開で逃げに走ったようにも思えるかもしれない。
でも、それこそがフィクションではないのだろうか。「なにぃ!?」と読者を驚かせるのが本格ミステリーの醍醐味だろう。現実的なものが好きなら社会派を読めと言いたい。
最後に、皆様のレビューの通りこの作品では設定を十分に活かしきれていない点が多く見られるが、その至らぬ点を補うだけの新本格への愛を感じられたので5点をつけさせていただいた。これからの華文ミステリーの発展を祈る。

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紙の本

紙の本テスカトリポカ

2023/09/07 23:02

悪い男たち

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

メキシコの麻薬カルテルを舞台として、背景にアステカ神話の影を忍ばせた本作。
500ページを超える重厚な内容で、描写も重苦しいものが多いのですが、展開が面白く、ページが次々とめくられていきます。頑張れば一晩でも読み切ることは可能でしょう。
悪い人たちがたくさん登場するような作品が好きな人は必ず読むべき傑作です。

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紙の本

紙の本首無の如き祟るもの

2023/05/03 14:59

平成の最高傑作

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

表題の通り、これは間違いなく平成の最高傑作だと思います。
本作は、刀城言耶シリーズの第3作なのですが、刀城言耶自身はほとんど登場しません。それ故、同シリーズの他作品を見なくても楽しめます。
舞台は古くから怪異譚が多い、怪しげな村。そこで行われたとある慣習の夜に惨劇が始まる・・・・・・。
ラストに控える、大大大大大どんでん返しは、読まなきゃ損です。
ミステリーとホラーが融合した、横溝正史を思わせる最高の一冊!

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