紙の本
ちょっと不思議な居酒屋
2023/02/20 20:29
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
「食堂のおばちゃん」シリーズと同じく、美味しそうでお酒に合いそうな料理がとても美味しそうで、とてもお腹が空きます。新小岩にひっそりと佇むちょっと不思議な居酒屋に自分も行って、ホッピーを飲みながらもつ煮込みを食べて、女将さんに話を聞いてもらっているような感覚を味わえました。冷凍とレンジを駆使した巻末のレシピも嬉しいです。
紙の本
お客が幽霊かと思ったが
2021/12/23 09:20
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投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
新小岩という設定も、そういう居酒屋がありそうだし、常連客もそういう職人さんいそうだし、「食と酒」合同フェアが出来る山口さんならではですね。
婚活食堂女将の師匠占い師あたえさんも一瞬登場ですね。とすると、食堂のおばちゃんで、婚活食堂がチラと登場かな?
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下町商店街の路地裏にある居酒屋・米屋。常連さんで持ってるお店だけど、フラリと立ち寄るご新規さんの悩みを、女将の手料理とお酒の力で心が軽くなっていく。たまに女将の心の声とお客さんの会話が噛み合ってない事があるけれど、実は秘密があり…
タイトルと内容を読んで納得。
女将に相談した人が後日又店を訪れると、米屋は跡形もなく消え去っている。きっと、悩みを持っている人だけがたどり着く事が出来る不思議な店なんでしょうね。女将の温かい人柄と美味しそうなつまみで、訪れたくなる店でした。
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【「食と酒」小説の名手が贈る、心温まる居酒屋の物語】新小岩の居酒屋・米屋は気の利いたつまみとおかみの人柄で悩みを抱えたお客も癒されるのだが、じつはとんでもない秘密があって……。
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2022年最初の1冊
年々読める本が減り、内容をすぐ忘れることが増えているけど今年は楽しく読み進められるかな。
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新小岩の路地裏にある居酒屋・米屋。気の利いた
つまみとおかみの人柄で悩みを抱えたお客も
癒されるのだが、じつはとんでもない秘密が
あって…。温かくてちょっと不思議な居酒屋
ストーリー。時短レシピ集も収録。
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新シリーズスタート⁈
ゆうれい?どういうこと⁈と、第1話読み始めて、女将の言動で「?」な所があり、変だなぁと読み進めていったら‥
なぁ〜んだ、そういうことかと。
過去と現在が交錯する作品で、30年前を思い出す良いきっかけになった(笑)
「婚活食堂」の占い師「尾局興」登場!
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第一話 イタリアンの憂鬱 第二話 貝と女優は冷凍で
第三話 親しき仲にもディスタンス
第四話 偏食のグルメ 第五話 炎の料理人
秋穂さんの居酒屋に出会ってみたい。ちょっとしたアドバイスをしてもらいたい、と思ってしまう。
お手軽な肴も魅力的だけどね
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なんとなく買ってしまった本だけど、良かった。秋穂さんは、どう思っているんだろう?最近、自分が、死に近くなったせいか、ふと思ってしまった。
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ゆうれいと居酒屋…どんな話なのかと思ったらそうきたか。そして出てくる料理がどれも美味しそう。この作家さんの作品は他に食堂のおばちゃんシリーズも読んでいるけど、読むとお腹がすいてくるわ。
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そういう感じか!と思わされた一冊。
色んな人生を垣間見て自分のこれからの人生を少し考えさせられた。
お酒が飲めたらこんな居酒屋に行ってみたい。塩昆布のパスタは簡単そうだから作ってみようかなと思った。
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おばちゃん食堂シリーズでお馴染みの山口恵以子先生が送る、ハートフル居酒屋短編集。
タイトルを見て、
「夜な夜な幽霊が訪れる居酒屋が舞台かな〜。美味しい酒と肴をつまみに生前の心残りを愚痴って、それをきっぷのいい女将さんがスパーッと解決しちゃう感じかな〜〜〜」
と想像を膨らませて読んでみたら。
まさかの女将さんが幽霊でした。
びっくり。
とは言え、女将さんは自分自身が死んでいるという自覚はありません。
訪れるお客さま達(生きてる)を心を込めてお迎えし、彼等彼女等の悩みに耳を傾け、「差し出がましいようですけど」とほんのちょっとアドバイスを二言三言。
するとあら不思議、彼等彼女等は、さっきまでの憂い顔を綺麗さっぱり忘れた顔になって、いっちょやってみようかな、と気持ちを新たにお店を後にします。
後日、お礼を兼ねて訪れたその居酒屋は、何故か綺麗さっぱり姿を消しているのでありました。
不思議に思ってご近所に事情を聞くと、なんとそのお店の女将は30年前に亡くなって、お店はとうに無いと言うではありませんか。
奇妙奇天烈、摩訶不思議。
不思議な邂逅の数々が、巡り巡って小さな奇跡を起こしていく物語です。
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ここ最近お酒のアテに凝り気味な生活を送っていましたが、完全にこの小説の影響です笑
「エミリの小さな包丁」もそうだったけど、私は素朴な食の喜びを描写した小説が好きみたい。大皿にいっぱい!の家庭料理も好きだけど、きちんと作った美味しいものを小鉢によそって、ああ美味しいと思いながら食べるのはもっと好き。
「ゆうれい居酒屋」は冷凍やレンチンを駆使して、だけどハッとするような美味しい料理を、決して派手でなく描いているのが素敵です。
小説読んでみたいけど読みきれないんだよね、みたいな人がもしいたら、こういう小説はいいんじゃないかな?小説が苦手って人は情景や心情の描写から想像を働かせるってことに疲れちゃう人が多いみたいなんだけど、こういう食の描写って想像が捗るよね。人間、梅干し思い浮かべるだけで唾液出てくるように出来てるからね笑笑
特に印象に残ったエピソードは「偏食のグルメ」。私は食べ物の好き嫌いがほとんどなくて、いわゆるゲテモノでもいけそうなぐらいなんだけど、家族は偏食というほどでなくとも好きなもの苦手なものがはっきりある感じ。娘もまだ小さいので食べるもの食べないものがあります。私は食わず嫌い、という人を見るとつい「勿体ない!」と思いがちなんだけど、よく考えてみりゃ私みたいに食がなんでも喜びになるのは幸福で……場合によっちゃ食が苦しみに転じてしまう人もいるわけだ。
見知らぬ食べ物に対して不安を抱く、苦手なものを食べないといけない状況に辛い思いをしている人たちからすれば……、
「勿体ない!」なんて、勝手な意見だったなあと反省いたしました。
女将さんが食べられないものが多い人の身になって考えたことがなかった、感覚が過敏でどうしても苦痛に感じる人たちのことを「偏食」なんて一括りにしていいものか、と考えるところで、全く同じように考え至りました。
だからこそ、同時に「美味しい!」と気軽に感じて食を楽しめるこの性分に感謝しないとね。
小説の末尾には出てくる料理のレシピもついてます!最高。
山口恵以子さんの小説、他にもチェックしてみよう。
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山口恵以子さんの作品は初めて。
食堂のおばちゃんシリーズなど食にまつわる作品が多い作家さんなのですね。
居酒屋が舞台なので食べ物の描写がとても多い作品です。
それぞれが美味しそうで見ているわけではないのにとてもお腹が空いてしまいました。
ダイエットで食べ物を制限している方が要注意かもしれません。
作品に出てくるメニュー自体はヘルシーですよ
https://jinseilog.com/?p=773
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日常生活で悩みを抱えた人がふらっと訪れてしまう不思議な居酒屋の物語。どの話も後味が悪い終わり方はせずほっこりします。
秋穂さんは来客があった時だけ目覚めます。それも毎回似たような目覚め方をします。おそらく文中で書かれているような状況で亡くなったんでしょう。
それでもまるで生きている人と同じようにぱぱっと開店準備を済ませる秋穂さん。客の話に耳を傾け、押しつけがましい説教をするでもなく、自分の意見やアドバイスを率直に伝える姿は元気なおかみさんそのものです。とても幽霊とは思えません。
読み終わった後、少し元気が出てくるような温かい小説です。