ビール造りがどんどんマニアックに…
2023/02/18 13:37
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投稿者:たこい - この投稿者のレビュー一覧を見る
1冊目の夫の不倫やその後の殺人事件の展開が今ひとつ馴染めず、2冊目は保留にしていたシリーズ。たまたま3作目を読んでみたら、ビール醸造の作業、トラブルなどなど、あらゆることが「あるある」で、またしても起こる殺人事件をさておいても、ビール屋なら楽しめる(笑)。原著の記述も訳語も的確なのはお墨付きを与えたい。ニトロでのビール造りみたいなことを20年ほど前は日常的にやってたし、日々の発酵管理は小説より緻密にやってましたよ(笑)。最近、不思議なビールばかり造ってたので、オリジナルのビールレシピにも共感。
読んで驚いたのは、このキャラクターたちへの愛着が本作でだいぶ深まったこと。続刊もキャラクターとビール造りの楽しさで読んでしまうだろう。
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投稿者:ツクヨミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
イルミネーションイベントを間近に控えた風光明媚な小さな町レブンワース。選挙戦のさなかに、市議会議員候補が死体で発見されて…。
ミステリとしては、割とすぐに犯人の予想がついてしまいますが…でもこのシリーズの魅力はそれだけではないので気になりません。
まず個性的なビールの数々、どれも飲んでみたくなる。ドイツ風のお料理もみんな美味しそうです。シュトゥルーデルは自作したことがあるので、スパイスの効いた林檎の味を思い出して食べたくなりました。
今回はヒロイン・スローンの過去の謎にも、また少し近付いた感じ。この先どうなってゆくのでしょう?
それにしてもスローン、あなたは働きすぎですよ(笑)。
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ミステリーとしては非常に軽くサクサク読めました。何と言ってもレブンワースが大変魅力的。こんなところがアメリカにあることを初めて知りました。もちろん検索。出てくるビール、お料理、お菓子がほんとに美味しそう。ポップコーンの作り方、すぐに実践したくなったほど。ドイツってこんなに食文化豊かだったんですね。
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シリーズ3作目。推理モノとしては浅い。気軽に読める。ナノブルワリーで働く主人公の日常とビール作りと料理と独特な町の描写を楽しむ作品。ビールとチーズのスープが気になったので後で作ってみる。
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シリーズも3作目。レブンワースの人々にも愛着が深まり作品世界への没入感も深まってきた。美味しそうな料理とビール、そして細かな取材の窺えるビール醸造にまつわる描写が屋台骨を支えている。
日本よりもマイクロ・ナノブルワーが身近な本国ではより親密感と納得感がある小説なんだろうな。
しかしここに来てエイプリルに温かな気持ちでホロリとさせられるとは。次作も楽しみです。
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3作読んで、犯人が予想付くようになってしまいました。次作は意外性が欲しいです。作中の絶対失敗しないポップコーンの作り方をやってみたら、本当に不発弾がほぼなくて感動しました。
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ビールの町レブンワースで選挙を控えた市議会議員が殺された。ビール職人のスローンは容疑者にされたエイプリルに頼まれて事件の真相を探ることに……。一方スローン自身の出生の秘密にも進展が。ビール職人スローンシリーズ3作目→
3作目にしてキャラクターの魅力が増した感じの今作。ミステリ部分は今回もサラッと流す感じで、どちらかというとスローンの生い立ちや現状の方がハラハラ感高め。夫マイクとの関係性や息子アレックスへの対応、ニトロの経営者ギャレットへの気持ちなどキャラ同士の関係性が気になるシリーズ→
今作ではエイプリルがいい味出ていて、次巻以降がとにかく気になる!アレックスとカットの関係や(アレックスがんばれ!)ウルスラたちとのことも、とにかく続き……続きを早く……!!
現在5作目まで出版済みらしいので、翻訳を……!翻訳をお待ちしてます!
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主人公のスローンがちょっと苦手かな。と思いつつ、気になるから読みすすんでしまう。ニトロの新しい宿泊施設の準備の様子や、甘い食べ物が本当に美味しそう。そして舞台のレブンワースが魅力的。相変わらず殺人事件は添え物な感じで。シリーズは5作目まで進んでいるそう。
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シリーズ第三弾もとても面白かった。冬も本番を迎え、クリスマスシーズンも始まった今がこの本の舞台と重なって、本の中の世界に入り込んだような気分になる。殺人事件の謎はもちろんなのだが、今作はスローンの過去の謎が少し明らかになり、そちらが今後どう進むのかにハラハラさせられた。特にスローンが本当の家族と思い大切にしてきたオットーとウルスラへの気持ちが揺らぐ描写には、どうか悪い結末にならないで…!と祈る気持ちだ。次回作も楽しみ。
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クリスマスイルミネーションが街に飾り付けられ、クリスマスメニューが溢れて雪も降りそうな雰囲気。まだ秋の景色が残り冬のイルミネーションが混ざり合う微妙な季節の移り変わりが絶妙。風景描写が秀逸で地元愛が伝わる。ごはんの書き方も良くて、香りや視覚的な表現や歯触りを丁寧に買いてくれてるのでワクワクする。
ミステリというよりは、レブンワースの魅力と主人公の過去にまつわる真相が気になるシリーズ。
孤独に慣れた過去から愛する家族を得て、夫の浮気により家族とのつながりを整理しようとする主人公が、今作で新たに女性の友情を感じてるのがまたよい。コージーミステリには、理解ある友人は絶対必要。
過去の真相にいよいよ迫ってきたのに、翻訳がされてないのが辛い。面白いんだけどなぁー。
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海外小説を読みたくなり、また題名に惹かれて手に取った本。
ミステリー小説なのですが、ビール醸造や料理のシーン、主人公が住んでいる街並みが文章から想像できるくらい素敵で、思わず一日で読んでしまいました。
この本は3作目とのことですが、この一冊から読んでも楽しめます。
殺人事件と主人公の家庭環境、新たな職場での挑戦といった内容盛りだくさんのストーリーですが、路頭に迷うことはありません。
続編が出そうな締め括りになっていたので、続きが読みたくて仕方ないです!