嫌いな男 （新書館ディアプラス文庫）

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投稿者：おざわ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

キャリア採用で転職してきた向井は優秀で、千裕は何一つ勝てない。負けず嫌いの千裕は面白くない。

ところが向井が自分に恋愛感情があるようだと気がついて、調子に乗った千裕は仕事で手を抜き、それについて向井が注意してこない事さえ優越感から面白がります。

ここまで読んで「千裕、最低」と思いますが、このあと向井が仕返しのため千裕に無理矢理キスをして、息もつかせぬ展開となります。

ライバル心、劣等感、プライド、全部を飲み込んで千裕が言った言葉とは！千裕のことを小さいヤツだな～と思ってた私は度肝を抜かれました。千裕の本質を叩きつけられます。

その後の千裕と向井をぜひ読んで確かめてください。読んで絶対に後悔しませんから！

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投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

誰でも相手の好意に調子に乗ってちょっとした優越感を感じることはあると思う、そこで失敗をしてからがこの話の受けの素敵なところだ。
反省し相手に真摯に謝罪をし、前向きに努力をして成長していく受けは魅力的だった。
攻めも前半は仕事も出来るし気くばりも出来るパーフェクトな男に見えていたが、実はゲイであることに囚われすぎていて無事CPになってからも刹那的でさえある。
しかし健やかな受けのお陰でこれからはもっと前向きになりずっと一緒にいられるCPになるんじゃないかな。お似合いの二人だと思う。

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投稿者：ちょん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

少しずつ読み進めていこうと思っていたのですが面白すぎて一気に読んでしまいました。安西先生の作品は他のも読んでるのですが改めて安西先生の作品大好きだ〜となりました。凄く読みやすいし面白いしオススメです！とにかく読んでみてください！！

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投稿者：やまだち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「ライバルのはずの会社員同士の、甘く切ない大人の恋。」帯より。

ネタバレがあります。

●Ｓランク人材として中途採用され促販にやってきたゲ◯の攻め・向居真也
●トップメーカーの商品開発部で促販を一人で担当する入社五年目のノンケ受け・南　千裕
○雑誌に掲載された前半は受け視点、文庫書き下ろしの後半は攻め視点

人手が欲しかった促販担当・南のもとに、向居がキャリア採用でやって来ます。彼は同い年で人柄もよく、仕事も出来る優秀な男で、負けず嫌いの南は穏やかではありません。ところが向居は女性に興味がないと人づてに聞き、向居の視線や言動から自分への好意に気付きますが・・・

お仕事BLはプロジェクトの成功と恋の成就、そんなサクセスストーリーのような楽しみがあるから好きです。この作品もノンケの南が仕事を通じ、ゲ◯の向居と結ばれます。

もちろん恋も仕事も失敗するお約束がありますが、恋心を育み仕事への意識を鍛えるのに必要不可欠な展開なので、ドキドキハラハラしながら読んでいただきたいです（安西先生作品にはおなじみのキーワード「再会」もあります！）。個人的には人間らしいキャラ設定が面白かったです。性格のいいキャラばかりだと、都合よすぎて冷めちゃう。

伊崎にも「誠実」な恋人があらわれるといいな・・・

爽やかなスーツ姿なのにセクシーさを感じる北沢先生のイラストも注目！

店舗特典ペーパーは南視点による、ふたりが付き合って一年後のお話。普段は溺愛、夜はドＳ系の向居。そんな恋人との同棲を気長に待つ南。同棲篇を読みたい！

そして帯に安西先生がデビュー１０周年とあります。おめでとうございます！その記念企画があるので、気になる方は公式などをチェックなさってください。

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投稿者：moon　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

もはや今ではリーマンものは珍しくなったBL小説。貴重な現代もので、ありがたく拝読しました。仕事を中心にしつつ、新たにやってきたメンバーに対して敵害心をもってしまう気持ち分かるなぁと千裕に共感していました。相手の態度に一喜一憂したり優越感に浸ったり、でも実はバレバレだったわけで、恥ずかしいのと悔しいのとできついのに、きっちり謝るところは攻め同様に千裕に惚れ直してしまいました。社会とプライベートの両立をどのようにしていくのか、私はそういう登場人物たちの姿や心中を重要視しているので、普通にお仕事小説としての一面を持ちながら読んでいましが、とても良かったです。受け攻め共に好みの物語で満足です。

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

千裕の部署にキャリア採用で向居がやってくる
優秀な彼に敗北感と負けず嫌いと反発の気持ちを抱く中で
向井が自分に好意を持っているのに気が付いて優越感から調子に乗って
仕事で失敗してしまい、向居から辛辣な言葉とキスを投げられて去られる。
そこからがこの物語の神髄というか千裕という男の神髄
千裕は失敗や自分の本当の気持ちをしっかり飲み込んで成長して告白する。
色々やらかしも葛藤もするけれど、千裕という人間は精神的に健やかなのである。
後半の話で恋人になってからが、その千裕の健全さが際立つ
そしてなんかスパダリかなって思っていた向居が意外にヘタレで
いつか千裕が「気が付いて」別れる選択をすると思って怖がっているのだ。
そこを千裕の健やかさがぶった切る感じが良いですね。
千裕がだめだったところ、向居がだめだったところ
それらを乗り越えて二人が幸せになる話でした

伊崎さんにも春がきますようにって読み終わりました
（来たようですけれどね！←まだ読んでませんが）

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投稿者：おはな　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

2本だて。
1本目は、受けの千裕視点で、出会って色々あって付き合うまで。
2本目は、攻めの向居視点で、恋人になったその後。
どちらも向居がすごく惚れてて不安になる感じが分かって切なくなった。
でも千裕もちゃんと惚れていて、楽しく付き合っているので大丈夫。
伊崎にも素敵な恋人ができます様に！

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投稿者：テルテルミ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

仕事相手の有能さに反発を覚えてしまう、小さなプライドに縋り付いてるサラリーマンの話です。
出会いからの展開はお仕事モード強めで、このあとの2人の関係がどうなっていくのか気になって一気に読んじゃいました。受けが攻めを受け入れる過程が、結構リアリティあるかもと思いました。男性、女性ってこだわりじゃなくて、その人だから、っていう考えは納得できます。
後半は、攻めの葛藤とイチャイチャを楽しむ展開でした。何となく受けの人物像(言動や描写)が、前半と変わってしまったような気がして、同じ作品を読んでるのか？？となってしまったので星−1です。