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紙の本
死亡遊戯で飯を食う。 1 (MF文庫J)
著者 鵜飼 有志 (著),ねこめたる (イラスト)
【MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞(第18回)】メイド服の少女が6人。脱出しなければならないのは、殺人トラップに満ちた洋館。命がけのゲームに巻き込まれ、少女たちは顔色を...
死亡遊戯で飯を食う。 1 (MF文庫J)
死亡遊戯で飯を食う。【電子特典付き】
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商品説明
【MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞(第18回)】メイド服の少女が6人。脱出しなければならないのは、殺人トラップに満ちた洋館。命がけのゲームに巻き込まれ、少女たちは顔色を悪くする。ただ一人、死亡遊戯で飯を食う少女、プレイヤーネーム・幽鬼を除いて…。【「TRC MARC」の商品解説】
【二語十(『探偵はもう、死んでいる。』)&竹町(『スパイ教室』)解説収録!】
目を覚ますと、私は見知らぬ洋館にいた。
メイド服を着せられて、豪華なベッドに寝かされていた。
寝室を出て、廊下を歩いた。
食堂の扉を開けると、そこには五人の人間がいた。
みな一様に、私と同じくメイド服を着せられていて、少女だった。
〈ゲーム〉の始まりだった。
吹き矢、丸鋸、密室に手錠、そして凶器の数々。人間をあの世にいざなうもので満ち満ちている、そこは〈ゴーストハウス〉。
館に仕掛けられたトラップのすべてをくぐり抜けて脱出するしか、私たちの生き残る道はなかった。絶望的な現実に、少女たちは顔色を悪くする――
――ただ一人、私だけを除いて。
なぜかって? そりゃあ――私はこれが初めてじゃないから。
プレイヤーネーム、幽鬼《ユウキ》。十七歳。
自分で言うのもなんだけど、殺人ゲームのプロフェッショナル。メイド服を着て死の館から脱出を図ったり、バニーガール姿でほかのプレイヤーと殺し合ったり、そんなことをして得た賞金で生活している人間。
どうかしてるとお思いですか?
私もそう思います。
だけど、そういう人間がこの世にはいるんですよ。
おととい励まし合った仲間が、今日は敵になる。
油断すれば後ろから刺され、万全を尽くしたとしても命を落とすことがある――
そんな、死亡遊戯で飯を食う、少女が。【商品解説】
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紙の本
白士の目標を引き継ぐ幽鬼。
2023/01/17 00:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Mihana - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゴーストハウスの最後に「隣にいる人を殺る」という幽鬼の考えに自分は納得した。
キャンドルウッズのときに「あの人の遺志は私が継ぐ」と言ったところがすごくよかった。
電子書籍
異色のデスゲーム
2023/12/26 04:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
命懸けでゲームクリアを目指すデスゲームのプレイヤーをしている少女。
初心者ばかりの脱出ゲームに放り込まれた29回目と、彼女にとって転機となった9回目のサバイバルゲームを描く1巻目。
今年のこのラノにランクインした作品で一番気になったので。
巻末の解説の通り、審査が荒れたのはよくわかる。
いわゆるデスゲームものをたくさん読んで楽しんでいる人ほど困惑すると思う。
デスゲームものの王道である突然の事態に混乱する主人公や周囲、人間関係の対立、生き残るために誰かを犠牲にする覚悟を決めるまでの葛藤などなどが、一切ない。
トラップや殺し合いで凄惨な死体がうまれて、血生臭い非日常に動揺するなどというデスゲームの王道はこの作品には通用しない。
主人公はデスゲームに「向いた」性格で、慣れた様子で事態を把握し、最低限の犠牲で生存するための決断を迷うことはない。
肉体改造された防腐処理のおかげでグロテスクさも軽減され、プレイヤーは強制的にコスプレ衣装でゲームに臨む。
まさにライトノベル的なデスゲーム。ものすごく新鮮で意外性があった。
ただ、続刊も気になるけど、ものすごく読みたいというほどの引力はないかなぁ。
難しいな。
電子書籍
【死ぬ事はけして怖くない、遊ぶように殺し合おう】
2023/10/12 19:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えびし - この投稿者のレビュー一覧を見る
賞金を賭けたデスゲームの物語。
人の命は一生に一度である。
だからこそ育まれる死生観があるのだが、この物語はそれが忘却した様にイカれている。
眼を覚ますと幽霊屋敷に閉じ込められた幽鬼。
食堂に集うは面識が無いメイド服を着た5人の少女。
物騒な凶器が用意され、戦々恐々しつつ、脱出を賭けたデスゲームが始まる。
そこで繰り広げられる倫理も道徳も欠如した凄惨な殺し合い。
生き残る為に皆が臆病になる中で、幽鬼には優位があった。
その優位を使って。
醜悪なゲームを壊れた様に突き進むのだ。