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- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/04/16
- 出版社: 田畑書店
- サイズ:20cm/180p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8038-0413-3
紙の本
川端康成の話をしようじゃないか
あまりに哀しく、あまりに美しい(=グロテスク)。世界はまだ本当の川端康成を知らない−。没後半世紀を経て、いまなお読み継がれる川端文学の魅力を小川洋子と佐伯一麦が語り明かす...
川端康成の話をしようじゃないか
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商品説明
あまりに哀しく、あまりに美しい(=グロテスク)。世界はまだ本当の川端康成を知らない−。没後半世紀を経て、いまなお読み継がれる川端文学の魅力を小川洋子と佐伯一麦が語り明かす。【「TRC MARC」の商品解説】
あまりに哀しく、あまりに美しい(=グロテスク)……こんな川端康成の姿を私たちは知らなかった! 没後半世紀を経て、いまなお読み継がれる川端文学の魅力を二人の作家が語り明かす。長く深く愛読してきた作家ならではの分析と考察は、従来の川端文学の読まれ方をアップデートさせる。五十一回目の命日に贈る「川端康成・讃」【商品解説】
目次
- 対話Ⅰ 川端文学を貫いているもの
- 川端康成と伊藤初代
- 川端文学との出会い
- 「手書き」独特のアナグラム
- 川端文学のグロテスクさ
- 「佛界易入 魔界難入」
- 「死」に魅入られて
- 対話Ⅱ 『掌の小説』を読む
- 川端康成の「私」
著者紹介
小川 洋子
- 略歴
- 〈小川洋子〉岡山市生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒業。「博士の愛した数式」で読売文学賞、本屋大賞受賞。
〈佐伯一麦〉宮城県仙台市生まれ。仙台第一高校卒。「ショート・サーキット」で野間文芸新人賞受賞。
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まず何から読もうかな
2023/06/23 06:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
川端康成?
もちろん知ってます。
日本人で初めてノーベル文学賞を受賞しました(1968年)。
その4年後の1972年にガス自殺しました。72歳でした。
代表作はなんといっても『伊豆の踊子』じゃないかな。何度も映画化されてるし。
それに『雪国』。冒頭の文章なんか誰もが知っているのじゃないかな。
でも、私の川端康成はそこまで。
作品名は知っていても、ほとんど読んだことがない。
だから、『川端康成の話をしようじゃないか』と言われても、黙っているしかない。
そんな私でも、佐伯一麦さんと小川洋子さんの対談形式の
「川端康成の話」は面白かった。
小川洋子さんが対談の中で
「いまだに読み継がれている作家って、おれは幸せですよ。」と語っていて、
そうか、川端康成はそんな稀有な作家なんだと
あらためて見直しました。
では何を読むか、この対談では『伊豆の踊子』や『雪国』よりも
『掌の小説』のことが多く語られていて、わざわざ一章まるごと
この作品の話になっているから、このあたりがいいかな。
それに『みずうみ』(これは佐伯さんのオススメ)とか、
『眠れる美女』『片腕』(この2作は小川さんのオススメ)だろうか。
一人の作家の話ができるようになるには、
できればほとんどの作品を読んでいるに越したことはないですが、
少なくとも代表作といわれるものは読んでおきたい。
川端康成、今さらながらですが、読んでみようかな。