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紙の本
駆け入りの寺 (文春文庫)
著者 澤田 瞳子 (著)
【舟橋聖一文学賞(第14回)】比叡山のふもとに建つ豪奢な比丘尼御所。二人の皇女を中心に公家文化が息づく寺に、それぞれの苦しみを抱えて逃げてくる者たちがいた−。人情あり、謎...
駆け入りの寺 (文春文庫)
駆け入りの寺
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商品説明
【舟橋聖一文学賞(第14回)】比叡山のふもとに建つ豪奢な比丘尼御所。二人の皇女を中心に公家文化が息づく寺に、それぞれの苦しみを抱えて逃げてくる者たちがいた−。人情あり、謎解きあり。雅やかな連作時代小説。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
駆け入りの寺 | 7−54 | |
---|---|---|
不釣狐 | 55−105 | |
春告げの筆 | 107−155 |
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紙の本
洛北の駆け込みの寺での物語
2023/07/11 10:40
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代中期、比丘尼御所としての洛北の寺・林丘寺を舞台にして、そこで働く青侍、初代住持とその座を引き継いだ皇女、達の物語である。王朝時代の仕来りが日々流れる寺内が、江戸時代近世の時代の流れにさらされながら、寺外の俗界とのかかわりの中で、厄介ごとから逃げる駆け込み寺のような様相を示す。洛北の季節の移り変わりとともに、主人公は、心の中に抱え込んだままの苦悩を意識しつつ、人々の駆け込みに対応しつつ、自らを見つめなおし、逃げその先に対峙するという活路を見つけ出そうとしているのかもしれない。