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- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/09/13
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:19cm/294p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-391756-6
紙の本
街場の成熟論
著者 内田 樹 (著)
複雑な話は「複雑なまま」扱ったほうがよい、ものごとは原理よりも「程度」の問題で考える…。親切、品位、勇気など、失われゆく徳目を明らかにし、市民的成熟へと誘う本。様々な媒体...
街場の成熟論
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商品説明
複雑な話は「複雑なまま」扱ったほうがよい、ものごとは原理よりも「程度」の問題で考える…。親切、品位、勇気など、失われゆく徳目を明らかにし、市民的成熟へと誘う本。様々な媒体に寄稿した原稿をもとに書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
ウクライナ戦争、陰謀論、ポスト真実の時代、公共財の私物化、バワークラシー、ハラスメント……
非常識で、冷笑的な人々が増えたこの国で――
・権力者支配(パワークラシー)の国で上昇志向に駆られた人の振る舞い
・なぜ複雑な話は「複雑なまま」扱ったほうがよいのか
・人からの採点を待つ「被査定マインド」をやめる
・ものごとは原理よりも「程度の問題」で考える
・子どもたちを歓待し、承認し、祝福する大切さ……etc.
親切、品位、勇気……失われゆく徳目を明らかにし、
〈大人の頭数を増やす〉道しるべがここに
【商品解説】
著者紹介
内田 樹
- 略歴
- 〈内田樹〉東京生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。思想家。武道家。神戸女学院大学名誉教授。凱風館館長。「私家版・ユダヤ文化論」で小林秀雄賞受賞。
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紙の本
成熟への意欲
2023/10/21 17:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて遭遇した時に「この人の著作はもっと読みたい」と思った内田先生の本である。成熟をテーマに始まった論説は、どんどん多彩な展開を生み、読む者の心の毛羽立ちを生み、前頭葉を刺激する。複雑な現実は複雑なままに扱い、焦って単純化しないことだという。複雑な現実を簡単な話に還元することにより出現させられた現実は、いわば力任せに無理やりに創り出したものだ。この世界には単一の、客観的な現実などというものは、もう存在しない。そう心得ながら、私たちは、子供が「成熟への意欲」を持ちたくなる大人になりたいものだ。
紙の本
成熟
2023/10/03 18:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
内田樹さんの本もずっと読んでいますが、久しぶりに「らしい」、内田樹節(ぶし)が活きた一冊と思いました。オススメします。日本にはもっと周りに語りかける・問いかけるような文章(説教くさいのではなく)が必要です。