紙の本
映画ロケ地候補に。
2024/01/01 17:19
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
お草さんのお店が映画のロケ地の候補に。あまり乗り気でないお草さん、盛り上がるご近所。
そんな中、お草さんに持ち込まれる人探し。久実ちゃんカプのゴタゴタ。ごみを持ち去る謎の青年と彼の家の問題。などなど。
今回も様々な問題が絡み合っていきます。
切っても切れない縁と、あきらめずつなぐ縁がこれからの展開を期待させる。
紙の本
一度では分かりづらいかも
2023/11/20 21:42
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投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画監督に「謎の男」を探してほしいと頼まれたお草さん。
今回は映像作品の描写がありましたがうまく想像出来ませんでした。
あと人間関係がややこしくて、お草さんが何故謎の男が誰が分かったのかイマイチピンとこず。朔太郎の父親と高橋社長の関係もよく分からず。2回読んだらわかるだろうか。
とりあえず久美ちゃんは落ちつきそうで良かったです。それは分かりやすかった。
紙の本
このシリーズらしい話ではある
2023/11/19 13:20
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投稿者:kisuke - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作がハリウッド映画のような話でどうなるかと思いましたが、これは紅雲町シリーズらしい作品でした。
ただ、ある人物の嘘についての説明がなく、草さんの勘で解決してしまうのは無理がある。結末も、並行して進められた公美さんの件も何となく予想がついてしまう。
このシリーズは出てくる食事やお菓子がとても美味しそうで、読むと食欲をそそられます。しかし珈琲とたこ焼きはどうか?
紙の本
意味不明
2023/11/13 11:22
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
話の筋立てのうえで大事な事柄が、いきなり、何の脈絡もなく、
唐突に話の中に出てくるんだよね。
意味不明。
そもそも登場人物も不自然だし。
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【新しい展開を予感させる、シリーズ第11弾!】小蔵屋が映画の撮影地候補となり、さらにお草は監督本人から人探しを依頼される。持ち前の行動力でその謎の人物に迫るが……。
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『紅雲町珈琲屋こよみ』シリーズ物だったんですね
初めての私でも楽しめた
お草さんの年齢を感じさせない行動力・活躍が読んでいて応援したくなった
久美さんと一ノ瀬さんが結ばれ心から嬉しく思う
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コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋(こくらや)」を営むお草(そう)さんのシリーズ、第11弾。
今回のゲストは、大学を出て就職浪人中の朔太郎、22歳。
祖父が遺した「山の家」と呼ばれるアトリエで、廃材を使ったオブジェを製作している。
また、草は、小蔵屋をロケ地の候補に挙げているという映画監督の沢口から、自分に影響を与えた映像作品を撮った、行方不明の男を探してほしいという依頼も受ける。
生活のために夢をあきらめる人もいれば、夢を追うために家族を捨てる人もいる。
趣味はほどほどに、打算の人生を選ぶ人もいる。
自分で納得して夢と訣別し、次の人生を歩み出せるのならそれが一番良い。
「夢」という言葉に与えられる意味についてあらためて考える。
子供の時や若い頃に「将来の夢」といえば輝かしいものの象徴であり、「夢がない」ことはまるで悪いことのように言われたりする。
しかし、長じてからも本気で追い続けると、「夢」は手に入らない物の代名詞に変わる。
どれも「仕事」であることに変わりなくても、安定した収入を得られるものは「堅実な仕事」と呼ばれ、食べていけるかどうか分からないものは「夢」と呼ばれる。
夢は、昼間起きている間に、つまり正気で見る物ではないとも言われてしまう。
不思議な言葉だな。
でも、夢を一度は持ってみるのもいい。
例えそれを人生の途中に置いてきてしまったとしても、後で振り返れば、それは過去の時を輝き続けているのだ。
前回はかなり危険な事件に巻き込まれていたお草さん、その影響がちょっと体に出ているらしい。
やれやれ、年寄りの冷や水もいい加減にしてくださいよ(笑)
お草さんの、一人で調える食卓が好き。生活スタイルが素敵。
前作あたりから(?)「本シリーズは、まだスマートフォンが一般的ではなかった頃の物語」というただし書きが入るようになったが、その当時でも日常を和服で過ごす人はほとんど居なくなっていたと思う。
お草さんが市内を(町内より広範囲)歩けば、またはお店に入れば、「小蔵さん」と声をかける人も多い。
ちょっとした有名人ではないか。
「紅雲町」は、群馬県の前橋市に実際にあり、前橋市は萩原朔太郎の地元である。
しかし、観音像のある山や、音楽センターは高崎市に存在する。
この作品では、小蔵屋のある場所を特に何市という呼び方を避けて、前橋と高崎の両方の要素を取り入れているようだ。
久実と一ノ瀬の将来、バクサンの店のことなど、身の回りの人たちの動向は次回に続く。
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紅雲町の小蔵屋は、きょうもおいしい珈琲と選び抜かれた雑貨を目当てにやってくるお客でにぎやかである。だが、そんな平和な日常の裏で、ゴミに出した割れ物が盗まれたりする不穏なこともあり、また、有名監督の映画の撮影場所の候補に上がったりと、ざわつくこともある。そして、久美と公介のこれからも心にかかるお草(そう)なのである。監督に頼まれた人探しに走り回り、遭難者の救助に山に入った公介の安否を心配し、心乱されることも多くあるが、小さな糸口から、少しずつ解きほぐして行き当たるべきものに行き当たるのがお草さんなのである。胸の裡に屈託はあれど、ほぼハッピーエンドと言えるのだろう。
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登場人物たちの人生、苦味がずっと漂っている。シリーズ11作目までよみつづけてきたけど、快晴!みたいなんないなあ。
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〈紅雲町珈琲屋こよみ〉シリーズ第11作(らしい)。
前作がかなりなサスペンスとハードな内容だったので、今回は少しホッと…と思っていたが、やはりこのシリーズはのんびりさせてくれない。
今回は有名な映画監督からの依頼。彼が映画専門学校時代に出会った、不思議な男を探しているという。監督の今を作ったという才能ある男が紅雲町に所縁のある人間らしい。
一方、小蔵屋のわれものゴミを荒らして持って行く朔太郎青年という新登場の人物も訳ありのよう。
また前々から気になっている久実と一ノ瀬の関係のその後。
結果的には思った通りの結末だったのだが、それほど苦い話でもなかったような。ある人物にとっては満足できなかったかも知れないが、これで良かっただろうと思う。しかし意外と朔太郎って若い子だった。序盤の印象と違っていた。
何といっても気になって仕方なかった久実と一ノ瀬だが、終盤までハラハラのし通しだった。一時は最悪な事態まで心配したが、その結果も読まれてのお楽しみに。
今回は、前作の後遺症もあってか、お草さんの立ち回りはなし。やっと年相応、少し落ち着いてくれたような。とは言っても着物姿で真相を追い求めてアクティブに動き回るのは変わらないのだが。
このシリーズを読んでいると様々な人生の来し方について考えさせられる。夢ややりたいことを追い求めるのも人生、家族や大切な人のためにその場にとどまるのも人生。その家族が重荷になったり傷つけられて飛び出すのも人生。様々な人生がある。
お草さんは過去の辛い別れがあって今、小蔵屋という店を切り盛りし様々な人たちとも交流しているが、それが無ければどんな人生だったのか。
どの選択が正しいかなんて誰にも分からない。
ただこのシリーズのメンバーにとって穏やかで幸せな日が待っていれば良いと思う。
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シリーズものに途中からの参戦は、ちょっと厳しいか。登場人物さりげなく説明して、すんなり入れる作品もあるが…
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このシリーズの好きなところ。小蔵屋の描写、コーヒーの薫りが漂ってきそう、目に浮かぶような器、お客がいる時いないときそれぞれの店内の描写、天候。私も小蔵屋ブレンドの試飲を楽しんで小蔵屋で豆を買いたい。お草さんの作る食事の描写。若者(久美と公介の恋愛の行く末)からお年寄り(老い、後継者問題)までそれぞれの世代が抱えるであろう悩み、街の開発などが上手く盛り込まれていていること。作者の社会問題、社会の状況に対する考えの描写。苦手なところ。所々の描写のくどさ、ミステリの肝心な部分で登場人物が混乱するような描写、今回だと”久”の女性とタカハシマートの社長と朔太郎の祖父、父の辺りが読みづらかった。そしてこれを書いてしまうとそもそもシリーズ成り立たないんじゃないかと言われそうだけど、なぜ草のところに問題が振ってくるのかわからない(要するに設定がちょっと)。今回ならなぜ草に無名の映画作品の作者をさがす依頼をするのか、フィルムコミッションには映画好きの人とつながっているだろうからいくらでもそちら方面で探せそうなのに。朔太郎の描写が幼すぎ。大学を卒業したとは思えない、高校生ぐらいにしか思えなかった。
とはいえここまでくると登場人物其々に愛着はあるし、何より久美と公介のことが気になっているので新作が出ると手に取ってしまう。なんだかんだ言いながらここまでシリーズコンプリート。
ところで、どうしてもわからなかったのが、p.114の表現。小蔵屋でFMからクラシックが流れる中常連に尋ねるシーン。
ー「あの、映画はお好きですか」
ドビュッシーを衝立がわりにした草の問いかけに、客の主婦が眉間を開いた。...
”衝立がわり”ってどういう意味だろう。辞書やネットで探してみたが出てこなかった。
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【収録作品】雨だれの標本/別のお願い/狐雨は嵐の晩に/消えた場所まで/たずね人の午後
お草は、自分が出したゴミを漁って中身を持ち出している若い男に不審を覚える。
一方、高名な映画監督・沢口の新作の撮影候補地になった小蔵屋。監督に影響を与えた映像作品を作った、無名の男を捜してほしいと頼まれたお草は、記憶を辿り、ツテを求めて捜す。
お草が年相応に衰えてきている様子に胸を突かれる。探し人を求めて糸を辿るうちに、思いがたゆたうように流れ、読んでいるこちらも目眩がしてくる。
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お草さんの物語ももう何作目か。少しずつ進んで行く時間を惜しみつつ、過去を振り返り、今に対峙する。お草さんって綺麗事じゃないところが私に合う。けっこう人間くさい。
可愛らしい朔太郎と、久美と公介、今回もとっても小蔵屋感あふれるストーリーでした。
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小蔵屋の物語も何作目になるのか。
少しずつ進展する、でも決してスマートじゃない人間関係とか、お茶目なお草さんが魅力的です。