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投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
公安警察の父親と息子秀樹がテロリストという関係で話が進んでいきますが、イスラム国のテロリストに応募したのが妹だったという話で最後まで話の行方が分かりにくかったですが父親の心を通しての夫婦、親子の心の変化に感心がもてました。面白いミステリー作品だと思います。
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
息子が国際テロ集団に関わった容疑がかけられ逮捕。公安刑事の家庭の在り方が激変。
父としての情か、刑事としての矜持か、板挟みの時にさらなる事件が起こります。
平凡だと思ってた日常がある日突然崩れ、世間の悪意にさらされる恐ろしさ。紙一重だな。
この家族はこれからどうするんだ?って凄く気になる。
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投稿者:あーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
どんでん返しにびっくりしました。
中山七里氏の作品は読みやすくて
どんどんハマってしまいました。
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
警視庁公安部に勤める刑事・幣原の息子が公安部に逮捕された。息子がイスラム国の兵士の募集に応募したため、テロリストと見做されてためだった。実際の行動もないのにその程度でも公安は逮捕するのかなぁ、ちょっと疑問に思いましたが。また息子が逮捕された状況であっても通常勤務をさせるものなんですね。今作ではいくつかちょっとした疑問が残りました。ラストのどんでん返しは期待外れでした。
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連載されていたのが2017年なので、日本人が犠牲になった事件から2年。当時の日本の漠然とした不安感が思い出される。
中山作品の中の話でいくと、あのテロ事件が起きたことにより公安部はより警戒を強め、若者がテロ志願者となり得る世の中になる。公安部の彼は気づかないうちに家族とすれ違い、家族が容疑者になると公安部からも信用を失う。
公安部刑事として家族として奔走する彼の見つけた真実は彼と家族に何を残したのか。
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9割方読んだところでちゃんと犯人分かるよね?と不安になりましたが、きちんと終わりました。
主人公の息子が可哀想であまり好きなストーリーではありませんでしたが、家族の繋がりについてすごく考えさせられる作品でした。
最後にどんでん返しありです!
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見知らぬ同僚/見知らぬ妻/見知らぬ息子/
見知らぬ娘/見知らぬ明日
テロ事件の極秘捜査をしていた公安部のエリート刑事が、言い渡されたのは「自宅待機」。
なぜ?
仕事と個人の利害関係が違ってしまう時、私ならどうするか考え込んでしまう。
そして わかってくる事実。さて真実は……
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さすが中山七里作品、物語の前半と後半で、読者が受ける印象が全く違うものになった。
中盤からは意外な展開が続き、最後には全体をひっくり返してしまうような強烈なパンチがお見舞いされる。
期せずして、家族の絆について考えさせられる作品となった。
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公安のエリート刑事の幣原は突然、息子がテロリストに志願したことで、刑事または家族としての姿が一変することになる。
組織の非常さ。
幣原の公安に対する忠誠心と家族との関係に揺れる葛藤。
マスコミやSNSの被疑者に対する苛烈な取材や度を超えた非難。
特にSNSの情報源や一時の感情、日頃の鬱憤を晴らすかのような理不尽な姿には、考えさせられるものがありました。
前半は淡々とストーリーが続きますが、中盤からある人物の死によって様相が一変に変わりだし、話が加速する。
最後の幣原の家族への態度は、組織という枠組みの歯車からひとりの意思を持った人間となることで、少しずつ家族が再生していく物語だと勝手に解釈しました。
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息子にかかる容疑は違えども、映画『望み』(2020)を観たときの気分にさせられました。あちらは「息子は殺人犯なのか」。こちらは「息子はテロリストなのか」。もしもそうなら、いっそ死んでくれたほうがいいという思いもよぎる父親と、どうであっても生きていてほしいと願う母親の姿が似ていて。妹がいるところまで同じだったからデジャヴに思えたほどです。
このまま終わるわけはないと身構えてはいたけれど、残り10頁ほどで大どんでん返しを披露する七里センセ、やっぱり凄い。でもこれはいつになく嫌な終わり方。これからどう生きますか。
映画『望み』の感想はこちら→https://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/94b118accc0207320611ef2962a9d77e
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警察の中でも公安って強い、恐い、イメージが本やドラマからできていたけれど、そこを上回って恐ろしさを感じた。
暗くダークで気が重くなるようなストーリー。でも展開が気になってページをめくるのが止められない。
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この作品もとても面白かった。
「公安刑事の息子がテロリスト志願者」という設定の元進んでいくが、テロリストに志願したことが問題の本質ではないと感じる。
安価な外国人労働者に職を取られ、イジメをしていた側が被害者よりもより普通の生活を送る。
現代社会の問題をこの作品は訴えていると感じる。
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テロリストの家っていうタイトルやから、何か武闘派の家で、バンバンやるのかと思ってたけど、違ってた…(^^;;
公安刑事のエリートの息子が、テロリスト志願!
その前に、テロ事件があり、非難轟々!
公安って、国をテロとかの思想犯から守る組織やのに、実の息子に、こんなんやられるとツラい…
でも、エリートかもしれんけど、仕事ばっかで、家庭を一切顧みず!でやって来た人間に「何で!そんな事したんや!」って責める資格があるかと言われれば…
家庭で孤立、仕事場でも孤立というツラい立場に陥るけど、まぁ、自業自得かもな…
「男は仕事や!」って時代でもないし、そんな時代やったとしても、あかんと思う。
更に、その息子が殺され…
でも、はじめて、これで自身を見つめ直す…かなり遅いけどね。
自身の息子が、テロリスト志願で非難轟々で、更に殺されたら、どうなるか想像できんけど、少なくとも「目には目を」モードには突入するやろな…
ただ、私の場合、会社とか当てにしてないから、忠誠を尽くすとかはないので、その立場はどうでも良いので、このエリートさんよりは、家庭寄りかも?
そうは言っても、息子が居なくなって、元の家庭に戻れるのか…
相変わらずの大どんでん返しが、キツい…
もう、どうしてええか分からん…
最後まで面白かった〜
これもシリーズ化したらええのに…
この作品、12ヶ月連続刊行企画の第8弾らしい。
中山七里さん、どんだけ描くの速いねん!
ほんまにびっくりする〜
中山七里さん、きっと寝てない?
いや、2、3人おるのかもしれん…
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簡略としては現に存在する過激派組織「イスラム国」に主人公の息子が志願したという作品
世間からのバッシングなど社会派要素はてんこ盛りだがミステリとしてはうーん...と頷かざるを得ない
ホワイダニット、フーダニットとミステリ要素はあるのだが盛り上がりに欠け、終盤のどんでん返しも取って付けたかのような印象があった
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息子の行く末にはかなり驚いた。
派手なトリックはないが、ちょっとしたボタンのかけ違いが多くの謎を呼び、解決の糸口はすぐそばにあった。
家族同士の印象はどこから見るかでガラリと印象を変える。
父からすれば、自分は子供たちを立派に育て、稼ぎ頭として機能し、どんなに帰りが遅くとも朝食を家族と共にし、十分に家庭に貢献しているつもりだった。
しかし家族からすれば、そんな父は養ってくれているだけの同居人であり、信頼も親密さも築かれていなかった。
だからこそ第1の事件で父から見た家族は見知らぬ誰かに変わってしまった。情けないねー。
仕事上はプロフェッショナルになれても、家庭のプロフェッショナルになるのは難しい。
仕事ではあれだけ冷静と秩序を重んじるくせに、家庭では秒速で手を上げるのも恥ずかしい。
結局、本当の家族として絆を築けていた母妹祖母は兄の真実を知っていた。どんな捜査よりもずっと確かな結論が初めから出ていた。
妹はこの先の長い人生でどれだけ苦しむのだろうか。大好きな兄を死に追いやったのだから。