目次
錯覚の科学 (放送大学教材)
- 菊池 聡(編著)
- 1 錯覚への招待
- 1.私たち自身が作り上げている錯覚
- 2.錯覚という現象を理解するために
- 3.錯覚の科学で広がる世界
- 2 視覚の錯覚 見ることは考えること
- 1.人の目はどのように世界を知覚するのか
- 2.視知覚情報の変容
- 3.奥行き知覚がもたらす錯覚
- 3 錯視の世界を体験する
- 1.錯視が生み出す不思議な空間
- 2.再解釈する視覚
- 3.さまざまな錯視図形
- 4 視覚の錯覚 知覚心理学と絵画芸術の接点
- 1.奥行き知覚と恒常現象
- 2.子どもの絵はなぜおもしろいのか
- 3.絵画の歴史と遠近法の発見
- 5 視覚芸術と錯覚
- 1.ルネッサンス絵画における錯覚
- 2.まなざし
- 3.ソット・イン・ス
- 4.建築と錯覚
- 5.筆致と色彩
- 6.鑑賞の環境・条件
- 7.おわりに
- 6 記憶の錯覚 人の記憶は確実なのか
- 1.記憶インプランテーション
- 2.記憶の仕組みと記憶の錯覚
- 3.記憶の錯覚は何をもたらすのか?
- 7 思考の錯覚と認知バイアス
- 1.「体験」が生み出す思い違い
- 2.期待と体験によって強化される「思い違い」確証バイアス
- 3.錯誤相関と確証バイアスの連携ループ
- 8 ヒューリスティックと行動経済学
- 1.人の直感とヒューリスティック
- 2.行動経済学とプロスペクト理論
- 9 自己の一貫性と正当化が引き起こす錯覚
- 1.一貫性を求める心が生み出す錯覚 心理的な慣性の法則
- 2.正当化を求めて錯覚が起こる
- 3.認知的不協和理論の応用とその後
- 10 身近な情報の錯覚
- 1.身近な情報をしっかり見て、その体験から錯覚する
- 2.前後論法の錯覚を知る
- 11 錯覚の光と影 エンターテイメントと悪質商法
- 1.見えているのに気がつかない
- 2.「注意」の研究を概観する
- 3.マジックと悪質商法
- 12 原因と結果をめぐる錯覚 社会的認知
- 1.物事の原因は心理的に決定される
- 2.原因帰属スタイルと心身の健康
- 3.感情の誤帰属
- 13 科学的思考と錯覚
- 1.性格の錯覚と血液型性格判断
- 2.科学的であるという「錯覚」擬似科学の見分け方
- 14 自己の錯覚
- 1.自己認知における自己高揚
- 2.ポジティブ・イリュージョンと平均以上効果
- 3.さまざまなポジティブ・イリュージョン
- 15 錯覚とメタ認知 錯覚とよいつきあいを築くために
- 1.錯覚の積極的な意味
- 2.メタ認知とクリティカル・シンキング
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