目次
Be! 増刊号No.28(2019December) 「依存症」偏見とスティグマ
- ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)(編)
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【解説】
こんな言葉や視線にさらされたことはありますか?
自業自得 だらしない 恥ずかしい キモい
親の育て方のせい 奥さんがちゃんとしないから
甘えてる 女のクセに 反省が足りない 犯罪者
スティグマ=社会の偏見にもとづくレッテル貼り。
誤解や偏見が渦巻く中で、どう生きる?
――この本はみんなの体験にもとづく、
自分と、社会への、処方箋です
【主な内容】
1章 【当事者の体験】職場・家族・周囲の理解は?
婚活中に「依存症です」と話したら……/
就職面接で薬物の問題をカミングアウト など
アルコール・薬物・ギャンブル当事者の7人の手記。
2章 <徹底解説>スティグマってなんだ!?
●メディアのバッシング、どこから始まった? どこへいく? 【田中紀子】
●実際に会っていれば、「人間やめますか」なんて言わない。 【松本俊彦】
●自業自得? 性格の問題? いえ、違います! 基本法が目指す世界 【今成知美】
●女性の依存症者たち――二重、三重のスティグマから抜け出す 【小嶋洋子】
3章 【家族の体験】私たちが直面した、世間の壁
依存症の父のことを、職場に知られたくない/
「あそこの息子さん、何か問題が?」と言われそうで怖かった など
アルコール・薬物・ギャンブル家族の7人の手記。
4章 <特別インタビュー>高知東生さんが語る
母の自死、隠すしかなかった出自、逮捕、そして今
俳優として活躍していた高知さんは2016年、覚せい剤取締法違反の罪で逮捕された。
背景にあったのは――。
「父も母もいないと言われて育った」子ども時代や、芸能界デビューにあたり隠すしかなかった出自など、赤裸々に語る。
5章 【当事者の体験】性的マイノリティ・うつ・ひきこもり・性被害…
働かざる者、食うべからずという論理/
HIV感染は「自業自得」と言われて など
当事者5人の手記。
6章 【当事者の体験】カミングアウト 社会と自分への挑戦
「実名ならもっと信ぴょう性が出る」と思ったから/
「薬物犯罪者」になって気づいた、自分の中の偏見 など
顔出し実名で活動している当事者4人の手記。
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