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ある一日(新潮文庫)

ある一日 みんなのレビュー

文庫 第29回織田作之助賞 受賞作品

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みんなのレビュー8件

みんなの評価3.7

評価内訳

8 件中 1 件~ 8 件を表示

2014/08/16 20:49

投稿元:ブクログ

男の人が、己では体験し得ない事象をどのように描いてるのか興味があった。だけどなんかちょっと違う、って思った。私のお産と全然違うから。お産はそれぞれ皆違うし、そもそも私と同じかどうかというのは物語を評価する上で全く無関係なんだけど、出産というあまりに大きな出来事だと「自分を重ね合わせたい」と無意識的に感じるらしく、それを裏切られてしまうとがっかり度も大きい。なんか違うなんか違う、私のときはこうだった、これは同じだそうそう、私もう思った、あくまで物語、フィクションなのに自分と同じところ、違うところを探しながら読んで一喜一憂してしまった。

いしいしんじの文章は、散文、これは本来の意味ではなく、文字通り文章が散ってる、ような気がする。あっちこっち行く。京都にいると思ったキューバにいてたり、海の中にいたり川の中にいたりする。私はこれがあまり好きじゃない。ABCDE、と進んで欲しいのに、ACBED、あれ今どこにいるんだっけ?ってなる。たしか前にもほかの本を読んで私にはリズムが合わなかったからこの人の本は避けていたんだけど、読んじゃった。テーマにそそられて。最後のバースプランが良かった、あれが最後に来てるお陰で、沢山に散ってた諸々が、ぎゅっとひとところに収まったという感じがする。

2014/11/05 15:44

投稿元:ブクログ

出産前に読んでおきたくて、予定日まであと17日というところで読了。
いしいさんの作品で現代が舞台のものは初めて読むから、どんな感じなのかなぁと思ったけど。くるくると情景が変わっていって、やっぱり不思議な感じ。
陣痛〜出産シーンは壮絶…。〝お腹の中の小さな「いきもの」〟目線がとても良かった。
バースプランは泣いた。

2015/01/18 14:25

投稿元:ブクログ

もうすぐ出産を迎えるわたしに友人が贈ってくれた一冊。
いしいしんじという人は神様みたいだ。出産するのは自分ではなく妻なのに、ましてや胎児でもないのに、陣痛の苦しみ、胎児がこの世に生み出される瞬間の思いを、ものすごく鮮明に、詩的に描いていて、凄い。まさにいのちの誕生の奇蹟。

2014/10/10 08:27

投稿元:ブクログ

いしいしんじの息子さんの誕生の時をモチーフに描かれた、いきもの=いのちが生まれる瞬間。
生きてはいるけどまだ何者でもない状態。その象徴として、うなぎの幼生「レプトセファルス」が繰り返し登場する。どこから来るのかわからない(つい最近わかった)。こんなにも小さい。これから何になるのかわからない(何の幼生なのか大きくならないとわからない)、何かになったと思ったら変わってしまう(オスとメスを行ったり来たり)。
私が直前に読んだ福岡さんの動的平衡論の影響を受けているせいもあると思うが、「生き物はモノではない」「いのちとは名詞ではない動詞だ」というメッセージが伝わってくる。

いしいしんじは変わった、と感じたのが『みずうみ』。解説によると、本作品はその『みずうみ』とつながっているという。読み返してみよう。

2014/08/25 23:37

投稿元:ブクログ

出産の一日を切り取ったお話。
母親が経験する痛み、胎児の戸惑いが迫ってくる。自分も色々な光と音、匂いに包まれているような気分になった。
141ページと薄いけど、濃かった。。最後のバースプラン、ステキです。

2015/02/26 21:39

投稿元:ブクログ

園子の出産場面、最後の手紙でボロボロ泣いてしまった。
本を読んで泣いたのは『西の魔女が死んだ』以来だと思う。

最初の方こそ、登場人物2人の視点があっちにいったりこっちにいったり、ハモやうなぎの話をしたりで読みにくい小説だなぁ、と思ったけど、読み進めるとそれらが全て『生まれる』ことや『生命のエネルギー』や、その逆にあるであろう『死』に繋がっていたのだなぁ、と感じる。

京都の街を舞台にしているのも、伝統行事や錦市場の色が作品にすごく良いスパイスになっていると思う。

2014/11/04 12:40

投稿元:ブクログ

意味がわからないようなわかるような。
また読みたいような読みたくないような、
面白くなかったような面白かったような。
不思議な感じ。。

数年後にまた読んでみたい。

2015/11/29 01:32

投稿元:ブクログ

読み進めていくうちに、タイトルの「ある一日」を実感してハッとした。

1つ目は、この小説が一日ちょっとの出来事であること。
いしいしんじの言葉巧みな描写が、「ある一日」にこれほどの読み応えを与えている。

そして、もう1つは当たり前だけど「ある一日」の過ごし方は人それぞれ違い、どこかで違うドラマが起こっているということ。
登場人物以外の時間の存在を認識することで、「ある一日」の奇跡をより感じた。

記憶はないけど、何故か「いきもの」に共感する傍ら、
読者としてこの奇跡に純粋に感動できる、そんな物語です。

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