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やけにオウム事件が出てくるな、と思ったら文庫初版が平成12年。
そこに古さはあるけれど、言われてることは今でも課題として残ってる。
ちょっと下品な例が多いけど、そこも不変な「笑い」なんだろうな…。
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通訳のお仕事をなさっている米原さん。異文化?エッセイ。
いろいろな小話が載ってるんだけど、ひとつひとつギュッとつまって濃い感じです。
もちろん落ちあり、笑いあり、下ネタまで網羅しております。
世界は広いゼイ☆としみじみ。海外で生活してたい、とは思わないが、絶対海外旅行にいってみせる!今年の野望!!(笑)
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あなたの常識、わたしの非常識。日本の常識、世界の非常識。
異文化交流の経験のある人ならだれでもうなずいてしまうエピソードが満載。
もちろん、米原万里本ならではの下ネタもそこここに…
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ロシア語通訳の仕事をしてる人が、今までの経験にもとづいて文化間の摩擦・誤解・混乱の面白い話を語ってます。経済の重要な会合の通訳を務めてるだけあって、歴史の裏話みたいなのもかなりあった。気がする(w
個人的に中国と他の地域の料理の違いの考察みたいなのが面白かった。こういう"文化の違い"を扱った本は好き。ちょっと文がクドくて読みにくかったけど。
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故・米原万里さんのエッセイ。
なんともパワフルであり、あたたかい方だなぁ、と文中の至る所で感じさせられます。
山菜の話・・・強烈だったなぁ(笑
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これを読んで、カルチャーショックってどんなものかわかりました。
いろんな角度からの見方があるのだと、改めて気付かされます。
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職業柄世界中を飛び回っているので、ある国の常識が他の国の非常識である事を熟知している。そんな著者が世の中の相対性を中心に様々なエピソードをユーモアを交えて語ったエッセイ。
題名は魔女の世界では1ダースは13を意味するという事から取ったもの。
大笑いしつつ読むうちに、言葉や文化というものの不思議さ、奥深さがよーくわかりますよ。
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最近、にわか仕込みで佐藤優を読んでいると友人に語ったら、うれしそうな口調でこの本を薦めてくれた。私と違ってロシア文学もちゃんと読んでいる彼のことだから、そうそう詰まらないモノを薦めてくるはずもないが、それにしてもこのエッセイは予想以上だった。米原万里は、幼少期をチェコスロバキアで過ごし、帰国したのちはロシア語の同時通訳者として活躍した。その極めて稀有な経歴から察するに、幾度となく価値観の転換を余儀なくされてきたのだろう。彼女の視座は徹底的に相対化されている。多少の事実誤認があるとか、そういう甘っちょろい指摘では、このエッセイの肝は全く揺るがない。本書との出会いがもっと若いうちだったなら、私の大学生活は少し違ったものになっていただろうな、と思わざるを得ない一冊。ただし、ところどころに覗く彼女自身の政治的スタンスは相対化しながら読む必要がある……かな。尤も、彼女自身は自分の政治スタンスの相対化なんてとっくに済ませてるだろうけれど。☆の数は、いろいろ迷ったけど、5で。
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「世間一般の常識では、1ダースの鉛筆は12本だが、魔女の世界では13本」 見慣れた風景の中に異分子が混じることで、見えなかったものが見えてくる。常日頃、当然視している正義や常識に冷や水を浴びせるエッセイ集。
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米原さんの本は2冊目。
前回同様、知的な話と柔らか〜い話のバランスが絶妙!軽い大爆笑は無いけれど、読み終わったときには数段脳の展開力が早くなっている感じ。誰にでもオススメしたい1冊。
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「ついつい馴染みの可能性に飛びついて未知の可能性を排除してしまう傾向がある」
こういうことは当たり前の様であり、
なかなか言い当てることは難しい。
あまりに日常で普通はわかったつもりになって流してしまうから。
こんなにシモネタが多く、
バッサバッサと世間、他国、政府を切り刻むのに
決して下品でなくむしろ爽快な読了感を与えてくれるのは
疑いようもなく著者の暖かい人格と知性のなせる業だ。
点と点が結びついた感動に目頭が熱くなることも
1度や2度ではない。
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【あらすじ】
私たちの常識では1ダースといえば12。ところが、魔女の世界では「13」が1ダースなんだそうな。そう、この広い世界には、あなたの常識を超えた別の常識がまだまだあるんです。異文化間の橋渡し役、通訳をなりわいとする米原女史が、そんな超・常識の世界への水先案内をつとめるのがこの本です。大笑いしつつ読むうちに、言葉や文化というものの不思議さ、奥深さがよーくわかりますよ。
【感想】
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あたためて、あたためて、かなり時間をかけて読み終えた一作。
いや、決して面白くないからではなくて、書いてあることが興味深くて考え×考えしていたらすっごく時間がかかってしまったのです。。。
マダムの紹介でオリガ・モリソヴナ~を読んで以来、米原女史のエッセイにも手を出し、すっかり虜に。帰国子女であるがゆえの着眼点なのか、読んでいるとそりゃビックリ!の色々な事象に驚きます。
実は読みながら面白い!ところに付箋を貼っていたのですが、多すぎて(爆)紹介しきれなくなりました。
これがスタンダード!だとおもっている事が、実は別の文化によれば全く違っていたりしてとても面白く勉強になります。
難しいことばかりじゃなく、さすが「シモネッタ」の異名をとる米原女史、異文化にわたる下ネタも満載(笑)
楽しみながら様々な文化を知ることができる至極の一冊です。
シ
「ガセネッタ&シモネッタ」も是非とも入手して読まなければ♪
ゆっくりじっくり、心の活力剤に。
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ロシア語通訳第一人者による、異文化論エッセイ。
と書くと堅そうですが、毒舌系で実におもろい! 特にタイムリーに挿入されるロシア小話が最高だw
しかも、笑いながら読み進めていくと、時々「ほおーっ」「そうだよな~」と目ウロコな意見に出会うのです。
例えば、
「弱みとは、その人間が弱みと思いこんだ時点から弱みとなる。」
とかね。これはスカルノ元大統領(デヴィ夫人の旦那ね)の逸話から導き出されてる警句なのですが、どんな逸話かは、読んでのお楽しみ♪
実は、バイオリニスト・エッセイストの鶴我裕子さんが著書内でエッセイの師匠と崇めてらしたので読んでみたのです。
なるほど~崇めたくなるね~。
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図書館で借りて読了。
ロシア語通訳者の筆者による言葉や文化についてのエッセイ。
読むのに時間がかかった。
というのも、無知ゆえ、自分が知らないことが多過ぎて、「こういうことがあって、それについてこう」のそもそも「こういうこと」について調べたり考えたりしながら読むと少しずつしか読めなかった…。
「日本の日本人」である私には色々とカルチャーショックで興味深い。海外の文化だけでなく、言葉、言語、それ自体についても。
普段気にも留めず頭から信じて行動している事柄が、他国では全く違う視点をもって受け止められるという事実。「事実」ってとこが重要だと思う。
世界は広いのだなぁ。
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作者はロシア語同時通訳をやっていらした米原万里さん。
日本、東欧、中国との交流や仕事からの体験を、歴史的、民族的に分かり易く説明。ときに下ネタも混ざっていてとても読み易い。
私がもう少し歴史や戦争に詳しかったらこの本をもっと楽しめたのに、と悔しい。