投稿元:
レビューを見る
エリタージュのフルコースいいなぁ。
p.105 おいしいと思うレストランはいくつもある、だけど、「すごい」と思う料理がでてくるのはハウステンボスの『エリタージュ』だけだよ……。
p.156 のトリュフと新ジャガイモを口に入れた後の描写がすき
1番印象に残ったのは、はじめての夜。
二人で食事して、別れ際に手を繋いで、また会えるか確認し合うシーン。
長崎弁が大学時代の友達モモコ(長身、おもろい、下品)を彷彿させるので、アオキミチコが自分の中では不倫中のモモコでしかなかった笑
本当はもっときれいごたる人やろうけど、うちのなかではそんな風にイメージばできんかった笑(モモコに失礼)
投稿元:
レビューを見る
顔は知っている。話をしている姿をかつてテレビでよくみた。雑誌でエッセイも色々読んだことがある。でも村上龍の本はあまり印象がなかった。職場の同僚が村上龍の入門編として教えてくれたので読んでみた。
ハウステンボスで40前後の小説家(村上龍が自身を投影していると思われる)が中学の同級生と逢瀬を重ねる話。主人公の追憶の中で語られるのは60年代の佐世保なのだけど、語っている時制はブエナビスタソシアルクラブが流行っていた平成初期。バブルの余韻が残る時代の世の中の雰囲気を思い出させる本だった。
投稿元:
レビューを見る
40代の主人公ヤザキが初恋の相手と会う事によって
青春時代の回想を行っていく作品。
タイトル通り、初めての夜と二度目の夜と最後の夜で3編に渡る構成で、それぞれでコース料理となぞらえながら展開されていく作風だった。
初恋の相手アオキミチコは最後までカタカナ表記されており、主人公はアオキミチコを中学時代の目線のままで見ているのかなと感じた。