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紙の本
語は流行語の最終形、そこにはその時代が確実に反映されているから面白い。
2001/03/31 15:20
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投稿者:澤木凛 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本、いまや誰もつかわなくなった死語について年ごとに記してあるのだが、「ああ、こんな言葉もあったっけ」と思わせるところがよい。例えば「フィーバーする」「なめ猫」「三語族」「浮沈空母」「ニャンニャンする」…等々、そんなのあったなぁと思うようなものが沢山お目にかかれる。この中で最近のものはまだわずかに使われているものもあり、だんだん死語になっていくのだろうなぁというのもわかる(実際、99年まで書かれていて「これだけ、ずーっとやってくると、わかりますね。あ、これは死語になる、というのが。」と小林氏も書かれているように予想も入っています)。
つまり死語というのは流行語の裏返しでないといけないわけで、一世を風靡した言葉がその後使われなくなるからこそ、死語を形成するわけで世間に一度は評価されないといけないわけです。そのあたりが難しい(だからボクがこの本を買ったのは死語辞典としてではなく、流行語辞典として購入しています)。言葉は時代をきちんと反映させるので時代が見えて楽しいと言うこともあります。
言葉遊びは「たかが言葉遊び、されど言葉遊び」の部分が大きいと思います。知らないと言い切ってしまった段階でその言葉を使う人々とのコミュニケーションを自ら放棄してしまうことになるのです。「へぇ、そんな風に使っているんだ」と興味をもったり、「昔はこんな言葉があったのか」と言葉に対する探求心を持ち続けることは人間に対する興味・探求につながっていくのではないでしょうか。
言葉に敏感にありたい人、ふと昔の自分を見てみたい人(流行語、死語はその当時の自分を思い出させるに十分な触媒です)、是非一読してみてはいかがでしょうか?
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