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評価内訳

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紙の本

主人公の音道貴子刑事はとてもクール!

2019/03/22 13:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よっち - この投稿者のレビュー一覧を見る

この小説が書かれた今から23年前、男女同権意識や分煙意識などは今よりたいへん稀薄な時代でした。
 特に警察組織における女性警察官の役割は、駐車違反取り締まりや地域の防犯・生活安全といった危険が少なく、極めて補助的な分野に限定されていたと思います。女性警察官が殺人犯を追う刑事になることなどは例外中の例外だったのかもしれません。

 本作品では、そのような典型的な男社会である警察組織の中で、女であるということがどれだけ不利であるのかが主人公の活躍を通して描かれています。さらに発生した凶悪殺人事件で組むことになる相方が、「女に刑事の仕事など出来る訳がない」という意識の塊である中年刑事滝沢であり、より一層主人公音道貴子は捜査に苦労することになります。

 そういう背景の中で、読者は貴子を応援したくなりますが、物語が進むに連れ滝沢も徐々に貴子の能力を認めるようになりつつ、事件の真相に迫っていきます。この人間関係の距離感が近づいていく様が本作品の最大の魅力に思います。

 ただ、犯人が犯行に及ぶ相手の探し方があいまい(本当に殺したい相手を簡単に探し出せるのだろうかという疑問が残ります)だったり、火災殺人犯との出会いが偶然過ぎたり、優秀とはいえ本当にオオカミ犬はこのように自律的に動けるのかといった疑問点が残り、少々現実性が稀薄に感じられたのは残念でした。

 また表題のいうとおりのオオカミ犬の差し迫る恐怖感が物足りず、サスペンスとしてはもう少し刺激がほしいと思いましたが、反面、オオカミ犬疾風については、恐怖感というよりも高い知能と理性を持った孤高の動物といった存在として作者は描いていますが、そこがまた私を含めて読者が疾風に魅力を感じる理由なのだと思います。

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2004/10/25 21:05

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2004/10/16 11:13

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