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シャカイのヨクアツなんて、ニッコリ笑って蹴り飛ばせ。無理矢理にでも笑う門には福来る。そしてそこからいつか本当の喜びが生まれる。周りがどうかじゃない、結局一番肝心なのは「自分がどうか」なんだよなあ。桜井のキャラクタがあまりにも漫画チックで今一感情移入出来ないのは惜しいけど、鬱々としたセイシュンのはしかみたいなあの気分に対して、一つの答えを出してくれる一冊だと思う。
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主人公の僕は日本人ではありません。
生まれは日本ですが、北朝鮮出身の父親と日本人の母親の間に生まれ
韓国国籍を持つ僕
共産主義、資本主義、民族、国、在日・・・何処にいても他者であること
それが僕という存在
ある日僕は女の子に恋をします
彼女はキュートで知的そして日本人
「これは僕の恋の話だ」
日本の中でも他者であることを背景に
力溢れる若さと爆発力を燻らせている主人公の葛藤を描いてます
俗にいう青春ポップノベルってやつです
映画もヒットしました
映画は官藤勘九郎色が強すぎて大嫌いです(つまらないわけではないですけどね)
この映画を見て初めて脚本書く人と原作の受け取り方が違うことに憤りを感じました
「広い世界をみるんだ」父と子の間に交わされたこの言葉が印象でした
恋の話というか僕は父子の話と思って読みました
元プロボクサーのオヤジがかっこいいです
永遠に主人公の目指す存在であり続ける父は最高です
父親以外にも脇を固める登場人物達みんな魅力的です
人によって受け取り方が変わってくる作品だと思います
波長が合えば読み終わった時のスッキリとした爽快感がたまらないでしょう
第123回直木賞受賞作品
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直木賞受賞作。映画(主演:窪塚洋介)を試写会で
見ることができ(ついでに舞台挨拶で窪塚くんも見た)、
原作を読んでみたいなぁと思い借りてきた。
在日コリアンの主人公「僕・杉原」と在日ジャパニーズの「彼女・桜井」の恋バナに
複雑ないろいろな状況を織り交ぜ話が盛り込んである。
元プロボクサーの父、母、朝鮮民族学校の時の同級生、ヤクザの息子・・・
読了後、ちょっと元気をもらえる・・・かな?!
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在日コリアの書く在日コリアの若者のはなし。
わりと真面目な内容だと思う。
内容よりも文の書き方のおもしろさで、いっきに読める作品。
でも、今時「在日コリアとつきあうな!」って言われて本気にする女子高生はいるんだろうか。
そんなことなんとも思わない、考えた事もない、って人がほとんどじゃないんでしょうか。
それは私が社会を知らなすぎってことでしょうか。
「猫背の王子・中山可穂」を読んだときにも思いましたが、
結局「にんげん、趣味も人種の違っても心はおなじことを考えている」という事ではないでしょうか。
「〜の世界をリアルに描く!」とか、「これが本物の、〜が書いた〜のストーリー」とか、
リアルに描こうとすると、普通の小説になる気がします。
女が好きでも男が好きでも日本人でも何人でも、恋愛小説は恋愛小説で(恋愛小説でなくても)、
それ以外の何者でもない。とくに変わりはないと思います。
........人間だもの。(私はアイダミツオなど読んだことはない)
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読むきっかけは、中居さんのラジオ。すごい不純なきっかけだとは思うんですけど…。
でも、映画化されるだけあるかなと、思えるくらい内容はよかったと思います。
20020228:読了
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すごいいい本でした。映画を先に見たのでそのイメージがつよかったかな。国籍なんて関係ないよね!杉原かっこいい
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普段自分が意識していない国籍や、日本という国について考えさせられた。ストーリーも面白かった。IWGPと同じく、読書嫌いの人にも薦められると思う。
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映画は知ってたものの、読んだことがなくて、最近読みました。久しぶりにサラッとしたのを読めてよかったかも。
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テンポがよくて,読みやすかった。「在日」とゆう言葉は今まで遠く感じてたけれど,ぐっと身近に感じられたような気がした。
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今まで在日の方の書いたものといえば高史明さんのものしか読んだことがなく、若者の主張が新鮮だった。ただ、桜井は原作のイメージが好き。
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自分の起源ってどこさ?って なんも考えないで生きていけるならそれにこしたことはないけれど、壁にぶつかることのほうがおおくって まともにぶつかったら痛いし こわれちゃうかもしれないけど わかったふりがいちばんだめなんじゃないのって おもうよ。
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すごいよ!かっこいいよ!!どうして、文章からスピード感、風を、感じられるのか不思議!
内容盛りだくさんのラブストーリー。自分の居場所。自分の生き方。家族、日本人。韓国人。朝鮮人。
友情。とにかく、ほろりと、涙もこぼれます。おすすめ!
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図書館で借りた本。
かなり前に映画を見た。
原作の方はちらっと立ち読みしただけだったので今回本格的に読んだ。
マスコミで騒がれるほど面白くはなかった。
でもいい言葉だな〜と思う言葉が結構出てきた。
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在日韓国人の主人公が、日本人に恋をする話。
窪塚主演の映画も中々良かったけど、やっぱ原作。
さくさくっと物事が進んでいく恋愛小説なのかもしれないけど、根は深い、気がする。
国籍なんて、どうでもいいのに。
って言える社会は、まだちょっと先だよね。
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テーマは重いのに文体は軽く、そして登場人物みんながとてもとても魅力的で読みやすい。
気づかされることの多い作品だと思う。