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紙の本
違和感を超える渥美。
2001/01/19 14:44
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投稿者:サチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
僕は昔から、この小林信彦という書き手に対してなんとなく馴染めない感じを持ち続けていた。ひとことで言うと、鼻につく感じというのだろうか…。彼が著わした横山やすしに関する本を読んだ時もそうだった。
「やすし」や「渥美」といった対象へのイコールバランスを取るために、(よく言えば)わざと乾いた感のある文章を書いているのか。それとも書き手の単なる傲慢さの現れなのか。
渥美清に関するこの本を読んだ今も、明解な理由は見つかっていない。ただひとつ確実に言えるのは、いかなる筆致をもって描かれていようと、渥美清という男は自然と魅力的に映ってしまうということだ。
実際、僕は読後、渋谷のTSUTAYAで『男は愛嬌』ほか、渥美の出演している映画をついつい大量に借りてしまった(ビデオレンタル半額キャンペーンもやっていたこともあって;笑)。
が…、しかし、だ。
正直これらを一気に観終えてもなお、小林の文章(というよりは視座といった方がいいだろうか)に対する判断を下すことは出来なかった。
当時の時代背景などを知ることによって、現在20代の僕がこれらの作品を複眼的に楽しめたのは事実だ。かといって、それをもってこの本を評価してよいものか。
とにもかくにも、人によって読後感は賛否両論分かれるのではないかと思う。
出来れば、あなたの評価もぜひ聞いてみたい。
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