完訳フロイス日本史 ４ 豊臣秀吉篇 １ 秀吉の天下統一と高山右近の追放 みんなのレビュー

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投稿者：ちこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、ポルトガルのカトリック司祭で、イエズス会士の宣教師として戦国時代の日本にやって来て、布教を行うとともに、当時の織田信長や豊臣秀吉らと会見したことでも知られるルイス・フロイス氏の著作『日本史』の日本語訳版です。中公文庫からは12巻シリーズで刊行されており、専門的な歴史書とは言い難いものの、当時の我が国の状況がわかる貴重な史料となっています。同書は、その第4巻で、ルイス・フロイス氏が日本を初めて見て、どのように感じたのかが明快に記されています。特に、築城直後の大坂城で伴天連一行を接見する豊臣秀吉と城内の様相を臨場感ゆたかに描かれています。また、高山右近を領地から追放した豊臣秀吉は、博多で突如、宣教師たちの国外退去を命じたことも述べられています。ぜひ、一度、読んでおきたい貴重な書です！

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投稿者：ねったいぎょ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

豊臣秀吉がどのような政治をしたのか、ということが書かれている本は驚くほど少ない印象があります。フロイスは秀吉の時代に生きていた人なので、書かれてあることの信ぴょう性は高いと思われます。伴天連追放令を出したので、秀吉はフロイスに悪く書かれています。個人的にも、秀吉は良い政治をしていたとは思えないので、けっこう信じていいのかなと思います。教科書には載っていないことがたくさん書かれていて、非常に面白いです。