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紙の本

主題と変奏

2006/01/08 02:30

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:半久 - この投稿者のレビュー一覧を見る

科学(史)という、譜面。そこで奏でられる本書の主題は、科学(的認識)の「不可能性」、「有限(限界)性」だ。
その着眼点はよいし、魅力的な主題なはずなのだが、文章(訳文)、構成とも完成度が高いとは言えない。

数々の科学的知見が、主題によって繰り返し繰り返し変奏される。ラヴェルの『ボレロ』みたいな感じである。『ボレロ』も私にとっては退屈なところのある楽曲だが、それでも少々我慢すれば、最後まで聞くことができる。
しかし、本書は400ページオーバーもの分量で、中味も高度で濃密。いつ果てるかも知れないほどに変奏的反復が続き、読み通すには辛いものがあった。こんな長大な変奏曲にしなくてもなあ・・・。
俗説に過ぎないかもしれないが、欧米人の議論って体力があるせいか、ねちっこいそうだ。本書はその典型かも。

ことに後半の宇宙論やゲーデルの不完全性定理などは中級者以上向けの水準で、かなりの程度、素養がないときつい。
図版がそこそこ使われているので、それを手がかりに読み進めていけるが、大きな助けにはならない。

原著者には悪いけれど、誰か他の筆者に思いっきりリライトしてもらえば、一般の読者にとっても面白い科学読みものになるだろう。
そんな素地は持っていると思う。

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紙の本

原理的な限界、不可能について、人間の知の限界を明らかにしようとしている

2003/03/02 16:17

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 原題は、「不可能性。科学の限界と限界の科学」である。表題に惹かれて読んでみたが、読後の感想は、何が書いてあったのか、何も憶えていない、何も理解していない、ということである。
とりあえず内容を言えば、コスト、計算可能性、複合性、といった実行上の限界だけではなく、宇宙の地平線による宇宙論の限界や、ゲーデルの不完全性定理による数学の不可能といった、原理的な限界、不可能について、人間の知の限界を明らかにしようとしている、ということであろう。
論語の「由や、爾に知るを教えんか。これを知るを知るとなし、知らざるを知らずとなす。これ知るなり。」が思いうかんだ。また、ソクラテスは、自分が何も知らなということを知っている分だけ、他人よりもより知っている、という神託のことも連想した。
何処までが解っており、何処から先が解らないのか、この境界を明確に区分することが、知の基本であろう。

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