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おばあさんのひこうき みんなのレビュー
- 佐藤 さとる (作), 村上 勉 (え)
- 税込価格:1,650円(15pt)
- 出版社:小峰書店
- 発売日:1979/01/01
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紙の本
おばあちゃんに逢いたくなります。
2004/09/25 12:31
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:COO - この投稿者のレビュー一覧を見る
あなたにはおばあちゃんがいますか? 世間一般では、おばあちゃんは料理が上手だったり、とっても物知りだったり「おばあちゃんの知恵袋」とはよく言ったもので、へぇ〜と感心させられたりする事が多ものだ。
この本の主人公になったおばあちゃんも編み物が得意で一日中編んでいられるくらい大好き。そして、そんなきままな一人暮らしを楽しんでいたが、最近では心配した娘さんの家族との同居を迫られている。
これだけでは、まるでどこにでもある年寄りのお話だが、ここからが佐藤さとるさんのお話らしいファンタジックな世界の始まりだ。あるとき、おばあちゃんは編んだものがフワフワと浮き上がる不思議な編み方を発見してしまう。そして、どんどん大きく編み続けて、ついに……。
ごく普通のおばあちゃんが、とんでもない大冒険をしてしまうお話なのだ。この、高齢化社会の中でよく見かけるあのおばあちゃんも、いつもは椅子に腰掛けて居眠りばかりのそのおばあちゃんにも、実はないしょですごい活躍をしたんじゃないかと創造してしまうような、そんなワクワクするお話だ。読み終えた後、きっと最近こぶさただったおばあちゃんに電話しようかなと思うんじゃないだろうか。
わたしは、以前から大好きな佐藤さとるさんのお話を、自分の子供に読み聞かせようと幼年向きのこの本を選んだのだが、この本がきっかけで子供達がおばあちゃんを「人生の先輩」として見直すきっかけになってくれたらと思う。いつもニコニコ、ともすればちょっとヨボヨボの頼りないおばあちゃんのイメージが変わって、うちのおばあちゃんもすごいんじゃないかといっぱい話をしてくれるようになれば最高だ。
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