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紙の本
やはりおもしろい水上氏のお寺もの
2019/06/10 22:20
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
寺泊他10篇の短篇集、この作家の真骨頂はやはり直木賞を受賞した「雁の寺」もそうだったように寺にまつわる作品、とくにここに収められている「山寺」「冬日帖」「短い旅」のような自身の寺での修行時代を取り込んだ作品群にあると思う。結局、彼は18歳の時に寺から出奔したしまうのだが、本人も書いてあるとおり、修行が厳しいことや和尚の性格ということもさりながら、自身の奔放な性格というのも災いしたのだろう。でも、よく考えればこのような経験があればこそ、作家「水上勉」は誕生したのだろうし、このような小説を私たちは読めるのだ。身内のことを小説に書きすぎると家族に怒られている彼の言葉には、なぜかニヤッとしてしまった
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