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紙の本
阿佐田哲也氏による代表作で、傑作ピカレスクロマンです!
2021/02/05 10:29
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、昭和期に活躍され、『黒い布』(中央公論新人賞)、『怪しい来客簿』(泉鏡花文学賞)、『離婚』(直木賞)、『百』(川端康成文学賞)、『狂人日記』(読売文学賞)などの名作を次々に発表されてきた阿佐哲也氏の代表作です。角川文庫からは全4巻で刊行されており、同書はその第2巻目です。同書の内容は、ヒロポン中毒となり、やさぐれ生活を送っていた坊や哲は、代打ち麻雀でいかさまを見破られてしまいます。その後、生臭坊主クソ丸、ドテ子とともに東京から大阪へ移りますが、そこで出会ったのがブウ麻雀だったのです。京都の博打寺を舞台に関西のブウの鬼たち相手に激闘を繰り広げる阿佐田哲也の傑作ピカレスクロマンの第二弾がここの展開されます。
紙の本
次なるステージへ
2019/12/29 23:09
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
上野から関西地方へ舞台を移した、坊や哲の大暴れが痛快です。前作から引き続き顔を見せる八代ゆきや、今作のヒロイン・ドテ子など女性キャラクターも魅力溢れています。
紙の本
あの後の残りの人生
2000/10/24 22:20
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投稿者:katokt - この投稿者のレビュー一覧を見る
普通はなんといっても圧倒的な迫力のある1巻を薦めるのだろうが、ちょっとひねくれものとしては2巻を薦めたい。圧倒的な非日常的な体験(1巻の最後はホントに圧巻)をした後も、人生は残っている。その後をどうやって過ごすか、思い出にひたるか、別の道をいくか、のたれ死ぬか…その葛藤を経てふたたび麻雀にいきつく主人公の坊や哲の姿が、最初の非日常体験ほどには熱くなれない自分を冷めた部分の自分が眺めながらも、熱く全力をつくし、最後はシャレでシメル姿がみょーに胸にせまるものがある。つづき
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