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物語としても秀逸だが、これも私にとって哲学的な本だった。
別に幼女ラヴマンセーというわけでなく・・・(以下『悪徳の栄』と同文)。
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女は9歳から14歳まで!と断言するロリペドおっさんのやっさもっさを刮目して観よ!そうか、変態はこういうことを感じ、思い、考えていたのか!
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ハンバート・ハンバート甘ったれるな!と思わず言いたくなるほどの、わがままぶり、変態ぶり。眉をしかめながらではなく、大笑いしながら読みたい。
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ロリータ・コンプレックスの語源になった本。ロリータはニンフェットというより子悪魔だと思った。「問題作」であるらしい。あからさまな描写はないからこそ逆に妖艶な雰囲気を醸し出している。とにかくロリータは早熟で、彼女の仕草一つ一つに驚かされる。
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表紙変わったんですね。自分が持ってる表紙の方が好きです。
好きじゃないけど、嫌いになれないというか。人間の一部が詰まってるような作品。
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心理学用語で知る人は多いと思われる、ナボコフの代表作。
著者が登場人物の言葉を借りて冒頭に書いているように確かにハンバートは卑劣漢だ。彼の記述を見て、吐き気を催す向きもいるだろう。しかし彼のロリータへの感情は、狂気ではあるが恋なのだ。
ラストの一行は本当に沁みる。
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世間に許されない年の差純愛ものなのかと思いきやロリータ(どS、小悪魔)×おっさん(どM、変態)でした。でもその変態さ加減が面白い。溺愛っぷりがキモ面白い。ドン引きしても面白い。
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ロリコンの語源になったこの話、とにかく退屈で怠惰で気がおかしくなりそうなロードムービーが延々続きます。そこがいい。繰り返す歪んだロードムービーの光景に頭痛がしそうで、そこがとても面白い。
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どんなにエロくてエグくて現代の変態たちに対する嫌悪感を増徴させるお話かと思って読んでみたら普通に年下女に振り回されるちょい可愛いおじさんの話でした。いや、面白いです笑えます。この話はこの人がほんっとに書きたかった話なんだろうなーとひしひしと伝わってくる文章で、もっと色んな人に読んで貰いたいなぁと感じました。おもしろいよこれ!
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ハンバーグが束縛しすぎである人を思い出し憤死しそうでした。
逃げ出すロリータは賢い。
自分を殺さないロリータはえらい。
にしても早熟だなぁロリータ…
あと、2章のロリータは完璧にギャルだ笑
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ロリータコンプレックスという言葉の元になった作品。センセーショナルだったんでしょうが、そんなことはおいといて面白かった。ニンフェットは妖艶だなぁ。
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ナボコフは亡命ロシア貴族ですが、英語でこの作品をかいたので、広義の「英米文学」として分類しました。ロリータ・コンプレックスの語源となった小説ではありますが、まったく卑猥な小説ではございません。十二歳の少女に恋いこがれる中年男はモラルをつきぬけて犯罪者でもあり、またきまぐれなニンフェットに翻弄されるあわれな道化でもあるのです。映画化も数回されましたが、どれも別物です。ナボコフの世界は映像に移し替えるには内面的すぎる。また、ある程度人生経験を経た人にしか、この男の焦燥感は理解できない。映画でハンバートを演じたジェレミー・アイアンズが朗読を出していますが、これは超おすすめです。
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信頼できない語り手の技法、枠構造、言葉遊び、そして緻密に計算された伏線などは何度読んでもおもしろい。まだ読んでいない方はぜひとも読んでみるべきでしょう。
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ロ、リー、タ。舌の先が口蓋を三歩すすんで、三歩目に軽く歯にあたる。ロ。リー。タ。(『ロリータ』より)早熟な十代前半の少女に魅せられた中年男ハンバートの悲劇の物語は、裁判中の彼の独白と手記という形式で語られる。いかなるモラルも引きずらないとナボコフ自らが宣言したこの作品は出版と同時に一大センセーションを巻き起こしたが、彼の小説にたいする理念、すなわち小説は美的な快楽を伴う次元においてのみ存在意義があるという概念を反映したものであることは確かだ。映画は断然キューブリックよりエイドリアン・ライン派です。ハンバート役を演じたジェレミー・アイアンズが素晴らしかった。インテリで、いい歳で、それなのに奔放な小娘に弄ばれる情けない男の役が彼ほどはまりそうな役者はいません。ロリータを見つめる視線の切ないこと。ロリコンの語源としてひどい認識も強いけれど、文学としては純愛を書いた美しい作品なのです
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少女達の中には、時に男の心に訴えかける魅力を持った子悪魔、ニンフェットがいる――。
ハンバート・ハンバートは、奔放な魅力を持つニンフェット、ロリータに恋をし、ロリータに近づくために彼女の母親と結婚する。母親の死後、彼はロリータと関係するも、やがて彼女は彼の元を逃走し、同年代の青年との間に愛を見つける。
ロリコンの語源となった小説だが、少女ロリータは世間一般のいわゆる「ロリ」とは違うし、ハンバートもまた、日本でいう「ロリコン」よりもずっと知的な愛情を持った人間である(やっていることはどうみても変態であるとはいえ)。小説は英語で書かれている上随所にフランス語が用いられ、ロシア人作家ナボコフの教養の高さを思わせる。