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文章が三木卓で、絵が安野光雅かと思ったら、絵は確かに安野光雅だけど、文章は安野が書いた部分と三木が書いた部分があり。
はじめは安野光雅の画文集にするつもりだったのが、途中で書けなくなったので、文章だけ三木卓に書いてもらったのかな。(「母の友」連載)
食べ物と今はあまり見かけない道具やおもちゃについてのちょっとしたエッセイ。
二人の文体は違うし年齢も多分十歳くらい安野が上なのだが、あまり違和感はない。
懐かしいと思えるほど年が近くないせいか、文章にはさほど動かされなかったけど、絵はやっぱり魅力的。
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「モノ」にも
たしかな「いのち」があった
まだ
使い捨てという大量消費文化に
突き進む前の時代の
「人」と「モノ」の
付き合いようが
素適な「絵」と「文章」で
さりげなく綴られる
手元に置いておき
さりげなく再読、再再読したい
一冊です
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初出は福音館の月刊誌「母の友」の表紙。単行本は新潮社から1981年12月で、文庫初版は1985年3月。
「母の友」の表紙担当は1973年度から81年度までの9年間で、そのうち最初の2年分は画文集「野の花と小人たち」としてまとまっている。
1975年からの7年間はなつかしい道具やおもちゃの博物誌的内容で、合計84枚になるが、この本では初回1975年4月号(さくら)、1975年11月号(さつまいも)、1981年6月号〜1982年3月号までの12回分が入っていない。
文章は、最初の4年間は三木卓が担当し、以降は安野光雅が文章も書いたらしい。