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紙の本
大人が楽しむ、大人のためのシュール
2000/08/01 17:25
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投稿者:只野ようこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「童話集」でなく「こどもの本」でもない。あえて加えた第一の理由は、ここで、小川未明(「赤い蝋燭(ろうそく)と人魚」の作家)の「金の輪」という短編が読めるから。しかも選び抜かれた他の作家の作品と一緒に、「挿絵なしの文章だけ」という最良の形で。
読んでみてください。なんときれいで残酷か。
また書いた「童話作家」のなんと残酷なこと。
「中学生の頃、改造社版現代日本文学全集の中の“少年文学全集”で読み、ずっと記憶に残っていた。
つい最近まで小川未明の作とは知らなかった」と編者は書く。探したんだろうな。もし、これが好みでなくても、同じ本には、筒井康隆「佇(たたず)むひと」小松左京「くだんのはは」江戸川乱歩「押絵と旅する男」他、続く・巻でも夏目漱石「夢十夜」川端康成「不死」阿刀田高「あやかしの樹」等の「粒選り」が揃う。
戦前のこどもが読むなと言われながら覗いたのは、こんな本だったのでは。大人が楽しむ、大人の本。
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