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中学生のときに出会って衝撃を受けた。何度この本を読み返してることか。
人生に影響を与えるほどの本に出会うことは滅多にない。
この本に出会えたことは最大の幸運であったと思っている。
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父に勧められて読んだ一冊。立花隆が11人の人にインタビューしていく25年も前の本だけど、これがまた11人のチョイスがすごい。また文章もすごく良い。さすが立花隆。特に「猿まわし調教師」「精肉職人」「鷹匠」がおすすめ。定期的に読み返したい一冊。
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きれいな青春なんて青春と呼ぶに値しない!色々な職業で活躍されている方々の青春ドキュメントを通して、挫折、失敗、挑戦の大切さを知らしめられた1冊。中でも慶応義塾大学を出たのに山に籠もって鷹匠をしている方には衝撃を受けた。何事も受け身になっている人には、是非読んで欲しい。
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昔、自分の人生に悩んでいた頃に一度読んだが、ブクログ談話室でお勧めしたのをきっかけに読み直した。以前読んだときの感触も思い出しながら、また一気に読んでしまった。やはり「青春漂流」はいい。
若いときにこの本に出会って良かったなと思う。
11人の若者をフォーカスして、自分の道を見つけるまでの苦悩と、道を見つけてからの努力の経緯を描いている。その11人の中には、ソムリエ・田崎真也やカメラマン・宮崎学など今も第一線で活躍している人ばかりだ。
挫折を乗り越えて自分の道を見つけ、寝食を忘れて仕事に熱中するミキサー。仕事に熱中しすぎた結果、病気になり、それを乗り越えて強くなったカメラマン。いいポジションがつかめず皿洗いばかりだったコックがついにチャンスをつかむストーリー。
皆、ストレートな人生を送っているわけではない。苦悩の中に自分の道を見出し、それまで悶々としていたエネルギーをその道にぶつける。
悩むときに人一倍悩む。そして道が見つかったときには人一倍努力する。そういう人しか、一流の人にはなれない。
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「恥なしの青春、失敗なしの青春など、青春の名に値しない」
職業名にぶら下がるのでなく、自分の名前に職業名がぶら下がる人間になりたい
謎の空白期間を頑張ろう
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ちょうど大学3年生、夏にバックパッカーとしてドイツに旅立つ前に読んだ。挑戦することの大切さ、若い大切な時期に勇気をもって突き進む。かっこいいなあーおれも頑張ろうって思える本。
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二十代の自分に大きな影響を与えた一冊。自分の歩みを振り返った時にこの本に与えてもらったことが原動力になってきたと思う。若い世代の人たちに是非読んで欲しいと思います。
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立花隆をちょこちょこ読んでいるうちに出会った本。
ちょっと古いですが、立花隆らしからぬわかりやすさ(笑)かつ深い。。
当時、20歳前半~30歳代の
青春時代まっただ中を過ごした人たちが、
これまでの人生の道のりや
今の仕事に対する熱い思い等を語ってくれます。
まず、登場する人たちの職業が個性的。
ナイフ職人やら猿まわし調教師、
自転車のフレーム・ビルダー、鷹匠…etc。
猿まわし調教師の村崎さんとかソムリエの田崎さんとかは、
テレビにも出ていたこともあるので知っている人も多いと思います。
彼らの多くに共通していることは、
・学校の勉強はできなかった、いわゆる落ちこぼれ。
・でも、自分の熱中できる分野を見つけたら、猪突猛進!
・そして、その分野での知識は誰にも負けないくらいのプロになる。
・貧乏な人もいるが、みんな自分の仕事に誇りを持っているし、
とても幸せそう。
誰にでも、その他のことが全く頭に入らないくらい
何かに熱中したことがあると思うので、
共感できる部分が多いのではないでしょうか。
僕の青春は終わっちゃたのかなー、と思っていたけれど、
まだまだこれからやん!と再認識(笑)
元気の出てくる本です。
ちなみに、ちょこちょこっとググってみたところ、
いくつかHPを発見したので、ご参考まで。。
僕の計算が正しければ、彼らは40歳~50歳くらいなのですが、
現在も現役で活躍されているようです。
オーク・ヴィレッジ塗師 稲本裕氏
http://oakv.co.jp/index.html
鷹匠 松原英俊氏
http://www1.biz.biglobe.ne.jp/~Takajou/
動物カメラマン 宮崎学氏
http://www.owlet.net/
ソムリエ 田崎真也氏
http://www.tasaki-shinya.com/
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1度は挫折し方向転換した若者たち。その大胆な選択が成功だったかどうかを語ることはまだ出来ない。何しろ彼らは、迷いや惑いの青春の真っただ中にいるのだから。自らも不安や悩みの放浪の旅から自己確立をしたという著者は、職業も種々な11人の若者たちと夜を徹して語り合う。鮮烈な人間ドキュメント。(amazonより)
立花隆のドキュメントは、読み応えがある。多種多様な人々が思い思いに描く人生にははっとさせられる。
ちなみに装丁にある立花隆の髪型にもはっとさせられた読者は多いはず・・
ナイフ職人、さるまわし調教師、動物カメラマン、鷹匠、ソムリエなどなど
波乱万丈で型破りな人生を自らの力で切り拓いてきた、そして現在進行形で切り拓いている人々のドキュメンタリーである。
「迷いと惑いが青春の特徴であり、特権である」と立花隆は言う。
そして「恥なしの青春、失敗なしの青春など、青春に値しない」とも語る。
1、挫折
登場する人々の職種は様々だが、共通するものがある。それは挫折や苦労を経験しているということだろう。
パートナーだった猿が調教中に事故で死亡したあと、泣きながら舞台に立って別のサルで猿回しをした調教師。
15歳で家を飛び出し、冷凍牛肉を扱う店で劣悪な環境で朝5時から深夜までひたすら働いた精肉職人。
自転車のオリンピック強化選手になるも怪我に見舞われ、二度と自転車レースに参加できなくなってしまったフレームビルダー。
彼らの根底にある強さは、この挫折や苦労の経験に支えられているように思えた。死ぬ気でひたすら目の前のことに取り組み、大きな壁や困難にぶち当たる。それでも愚直に前へ前へと進もうとする、そこに青春があり、人のこころを揺さぶるものがあるのだろう。
2、挑戦と若さ
今の若者は元気がなくなったと言われて久しい。ゆとり世代と揶揄され、安定志向、夢や希望を持たず挑戦しようとしない若者。
若者論はえてして無意味な議論になるということはさておき、若さと挑戦は、切っても切り離せない気がしないでもない。本著でもそれは垣間見える。
10代の時にフランス語も知らずに単身ワインの勉強に向かうソムリエや一流のナイフ職人になるため借金をして単身アメリカにナイフの勉強に向かう若者。
挑戦と若さとは深く関係している。それは年齢という意味での若さではない。自分の人生を模索し迷い惑うという意味での若さ=青春なのだろう。
3、work and art
この本に出てくる「物語の主人公たち」の人生は波乱万丈だ。駆け落ち、ギャンブル、借金、酒。なんでもある。それでもある時、腹をくくる瞬間がある。
説明が難しいが、「生きるために働く→この仕事で生きていく」という変化。ただ金を稼ぐだけではなく、ある特定の仕事や活動を自分の人生の軸とする瞬間。それはworkというよりもartという方が正しいのかもしれない。
そのためには、真摯に、誠実に物事や人生に向き合い、悩み葛藤することが大事なんだと、本著は教えてくれた。
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自分なりの道を模索し歩んでいる若者たちのドキュメント。
ちょっと昔の本だけど現代に通じるものがあるし、すごい刺激になる。
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色々な分野で活躍する11人の若者のドキュメント.
登場人物はみな紆余曲折の時期があるが、共通しているのは苦しい時期でも自分の仕事にかける情熱が半端ではない点.
悩んで過ごした時期も「青春」だし、成功して年取ってからも「青春」だ.
村崎太郎の猿を調教する時のエピソードが壮絶.
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青春とは生き方に迷っている時間である。孔子は不惑、即ち四十にしてようやく迷わなくなったという。青春はまだまだ続く・・・
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青春というのは、それが過ぎ去ったときにはじめて、ああ、あれがオレの青春だったのかと気が付くものなのである。p7
青春とは、やがて来るべき「船出」に向けての準備がととのえられる「謎の空白時代」なのだ。そこにおいて最も大切なのは、何ものかを「求めようとする意志」である。それを欠く者は、「謎の空白時代」を無気力と怠惰のうちにすごし、その当然の帰結として「船出」の日も訪れてこない。彼を待っているのは、状況に流されていくだけの人生である。p278
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この本のエピローグには空海の若き日、「謎の空白時代」について書かれており、桐原書店の高校現代文の教科書にこれをベースにした同名の文章が掲載されている。
実のところ、このエピローグを手元に置いておきたかったというだけの理由でこの本を買ったのであったが、本編のエピソードにも考えさせられる点が多く、空海のようにとまで行かないものの、青春時代に苦悩した人のナマの声が収められた非常に面白い本だった。
青春は何歳までか—「青春」などという言葉を使うのは小恥ずかしい心持もしないではないが、20代後半から30歳ごろまでに自分の進むべき道を見定め、一心に努力を重ねた11人のエピソードを読んで、不肖私もまだ青春期にいると言っていいのだと思ったと同時に、背中を押されたような気持ちになった。
ひとつ悔やまれるのは、(期せずしてこうなったと筆者は言うが)「落ちこぼれ」だった過去を持つ人が多く取りあげられたことである。一度落ちこぼれた人がそこから這い上がっていく、ということは多いかもしれないが、なにも落ちこぼれだけが人生の道を切り拓くという訳ではないのだから、もっとさまざまな苦悩のかたちを載せて欲しかったとも思う。
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自分の生きる道を自分で切り開いている11人の男達の話。立花氏の言葉を借りれば、自分を自分に賭けた人達である。私は自分の人生を他人に任せてはいないだろうか、考えさせられる。
時代が変われば必要とされる職業も変わってくる。しかしどんな時代でも、その道を切り開いていくのは、その職業に自分を賭けた人、青春を過ごす事が出来た人だ。
苦労も多いが幸せだろう。嫉妬しながらページを捲る自分がいた。