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紙の本

詩あるいは詩人の世界がこんなにも豊かなものだとは知りませんでした

2009/11/01 00:56

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る

決して詩が好きと言うわけではなく、ただ谷川俊太郎のいくつかの作品は惹かれるものがあり、時々無性に谷川の詩やうたを読みたくなったりする。
たぶん、この本はそんな時に買い求めて、でも対談だったのでそのままにしてしまったというところかと思う。
カバー絵が安野光雅だったというのも理由の1つかもしれない。
巻末に「本書は、「現代の詩人」(全十二巻、中央公論社刊)付録の月報に連載された対談に、連載時に紙数の都合で割愛せざるを得なかった部分を補ったものです」とあるように、今からおよそ四半世紀前に刊行された詩のアンソロジーのおまけ(?)で、後1985年に単行本として出版されたものの文庫化したものだ。
対談そのものは5回に分けて行われたようで、それぞれ、
いま詩はどんな状況にあるか
どんな詩をよんできたか どんな詩を読んだらよいか
若い人たちの詩を読んでどう考えたか
ことば・日本語・詩
現代詩のさまざまな試み
と、タイトルされている。
もちろん詩について谷川と大岡が話をしているわけだけれども、ところどころ詩のことだけでなく日本語自体のことであったり、マスコミュニケーションも含めて人との関係の在り方についてだったりと、話が広がっていく。
例えば、日本に昔からある決まり文句のこと。決まり文句を言えなくなっている私たちの身につけるべきものがまだないと言う。
あるいは、情報が過多であるがゆえにその情報に心を閉ざしてしまう人たちがいるということ。
また、マスメディアで伝えられる言葉が人間同士のコミュニケーション言語としては不十分なこと。
この対談を読んでいると、そうした広がり方こそ詩そのものではないかと思えるところもある。
詩だけでなく、今は言葉を使うあらゆるメディアや作品が軽いものに流れていくというか、消費されることだけに向いているようにみえるが、この対談を読むとそれだけでない言葉の持つ力と言うものを感じることが必要なのだと思えてくる。

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