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電子書籍
女の宿
2023/03/26 18:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
収録されている作品の中では「水」や「女の宿」が有名だが、やはり自分は、佐多稲子が自分の戦争といかに関わったのかを織り込んだ作品が好きだ。日本が占領したオランダ植民地について書かされた作品「ある夜の客」は、ドキッとさせる構成も含めて優れた作品だと思った。
解説では川西政明が中野重治との違いについて論じており、自分も考えたい問題だと思った。
紙の本
「色のない画」は「樹影」の姉妹作品
2022/09/07 13:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編13作が収録されている。「色のない画」は1961年に発表された短編、この作品を長編にしたのが「樹影」(私が大好きな作品の一つ)、10年後の1972年に発表され、第25回野間文芸賞受賞を受賞している。「樹影」では在日華僑の慶子と画家・麻田との微妙な男女関係が描かれていた、やがて麻田は原爆の後遺症で帰らぬ人となる、肝臓ガンだった。短編「色のない画」では、主人公が美術館で故人が発表した作品を慶子と麻田の弟を伴って見に来るという設定(色のない画では本名のイニシャル)、どうして作品に色がついていないのか、作者に聞かないとわからない、作者は死を意識していなかったはずだから、でも何も知らないでこの作品を見た人は作者名についている喪章と関連付けてしまうだろう
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