- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
愛するということ 新訳版 みんなのレビュー
- エーリッヒ・フロム (著), 鈴木 晶 (訳)
- 税込価格:1,388円(12pt)
- 出版社:紀伊国屋書店
- 発売日:1991/03/01
- 発送可能日:購入できません
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
紙の本
とても好きな本
2020/07/19 08:05
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まーとん - この投稿者のレビュー一覧を見る
エーリッヒ・フロムは、アルフレッド・アドラーの影響を受けています。
フロムは「人間のもっとも強い欲求とは、孤立を克服し、孤独の牢獄から抜け出したいという欲求である。」と言いました。一方アドラーは「共同体への所属感」を人間の根源的な欲求とします。言い方の違いだけですね。
アドラー心理学を学べば、フロムの「愛する」という思想をより理解できます。そこで紹介するのが、岸見一郎さんの『幸せになる勇気』です。ぜひ読んでください。
紙の本
愛は技術である
2020/05/03 21:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タラ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛は自然に発生するものだと思っていたので、技術であるという考えにまず驚いた。しかし、愛ほど多くの人が経験しているのにこれほど失敗談の多いものもない気がする。それはやはりフロムの考えるように愛する技術を習得していないからではないか。
本書はまず愛とは何か、愛にはどんな種類があるのかなど愛の理論から入り、次にその修練について述べている。愛という問題にここまで論理だてて向き合ったことはなかったのでとても新鮮で勉強になった。
自分の役に立たない者を愛するときにはじめて、愛は開花する。という言葉が特に印象的だった。愛してくれるから愛する、何かを自分に与えてくれるから愛するというのは未熟な愛であり、そんなもの抜きに愛する人の成長と幸福を積極的に求めることが本当の愛なのだ。
相手を信じ、また自分を愛し、同時に他のすべての人を愛すること。習練については具体的に何をするかなど細かいことは書かれていないが、そんな大切なことを胸にとめてそうあろうとするだけで生き方が変わると思った。