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イスラーム文化 その根柢にあるもの みんなのレビュー

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みんなのレビュー92件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (45件)
  • 星 4 (27件)
  • 星 3 (6件)
  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)
92 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

宗教の本質を捉えている、イスラーム文化の第一級の啓蒙書

2005/12/28 19:02

16人中、14人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 イスラーム教の根柢を説明する、第一級の啓蒙書。著者は岩波文庫の「コーラン」(上・中・下)を親しみやすい口語で訳している著名な宗教学者。ユダヤ教、キリスト教だけでなく、仏教にも言及しながらの、イスラーム教の成立、本質、内部の対立などについて体系だった明快な説明となっています。
 世界情勢にからんでイスラームを知りたいと考え、入門書をさがした中では最も理解を助けてくれたのが本書でした。目を通した中には、タイトルは目を引いても著者の旅行記の如くで終始していたり、著者の立場があまりにもですぎていたりするものもありました。本書は読みやすく、根元にせまるポイントを簡潔にまとめていて信頼できると感じさせます。他宗教との違いのみならず、普遍的な部分なども読み進むうちに感じ取れる、というのは本質を本当にきちんと摑まえて書かれているからだと思います。
 イスラーム教と言えば「片手にコーラン、片手に剣」と世界史の授業で習ったことぐらいしか覚えていなかったのですが、これも必ずしも真理ではないことなど、読み進むうち随分「イスラーム観」が変わってきました。
 副題にあるとおり、「根柢にあるもの」の説明ですから、現在の世界情勢に直接関連する説明としては物足りないかもしれません。しかし、「根柢にあるもの」を知った上でもっと具体的な事例にあたれば、より深い理解が得られると思います。
 講演の記録をおこした文章ということなので、少々くり返しがあったり、論旨が行ったり来たりするところもありますが、それでもポイントを理解するのが難しくなる、ということはありませんでした。
 これを読んでから著者訳の「コーラン」を読むと、さらに面白く、よく理解できる気がします。「コーラン」の各巻末にある著者解説も大変コンパクトによくまとまっていてわかりやすいです。

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紙の本

遠くて遠い世界

2009/02/18 20:17

8人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くにたち蟄居日記 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 イスラムは日本人にとって 遠くて遠い世界である。物理的にも遠いし 精神的にはさらに遠い気がする。特に 9.11テロ以降、その印象は強くなったのではないか。
 但し イスラム教徒は世界人口の20%を超えていることも現実だ。もし僕らが今後世界を理解したい、もしくは せめて世界を考えたいと思うなら イスラムへのある程度の理解は不可欠だろう。
 名著の誉れ高い本書は イスラムの入門にはベストであると良く言われる。ようやく読む機会を得て その評判がよく分かった。

 大川周明が 著者の井筒俊彦を支援していたと佐藤優がどこかで書いていた。大川周明は東京裁判の狂態で有名な方だが 戦前からイスラムに注目し、戦後にコーランを翻訳したことでも知られている。大川自身も 佐藤優の仕事で少しづつ再評価されつつあると思うが あの時代にイスラムに注目していた大川と それに続いた井筒はやはり慧眼であったと 今 思う。

 「文明の衝突」時代を迎えた現代、少なくとも日本人がイスラムに関して透徹な視点を持っているとは思えない。そんな中で 本作は 今 重要になってきた一冊だと思う。

 非常に分かり易い説明だ。井筒は こう言っている。

「事態をあまり単純化して叙述することは 勿論 学問的には大変危険なことではありますが しかしイスラーム文化なるものの本質的性格を根底的に理解するためには 先ず第一歩として ごく大づかみに全体像を見ておくことも大切ではないかと存じます」

 この言葉は そのまま今の僕らに そのまま当てはまる言葉だ。井筒が 学問者として「大変危険なこと」を冒すというRISKを背負って 読者にイスラムの全体像を見せたいという迫力が 本書の大きな魅力だ

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紙の本

イスラーム理解の最良の書

2002/07/30 01:22

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:影山 師史 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本は講演の記録であるから口語体で非常に分かりやすくイスラーム文化の基本的な構成について書かれている。私が初めてこの本を手に取った時、イスラームというものがどうゆうものであるのかと言うことに関して全く知らなかった。しかし、この本は予備知識なしに読んでも非常に分かり易かった。イスラームにおいて政治と宗教が一体であるということ、コーラン解釈について、スンニー派とシーア派の違いとその原因など、この本を読むことによって、最近のイスラーム社会の問題点などの原因などが少し理解できるようになった。イスラームについて知りたい人はこの本からはいると良いと思う。

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紙の本

理解できないものにどう接するか

2022/06/12 08:16

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「イスラームとは何か」を知り、考えるための入門書的書籍だが、完全には理解できないものに対してどう接するか、という大切なことを教えてくれる本だと思った。

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紙の本

心静かにイスラム入門できます

2015/09/30 22:11

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タヌ様 - この投稿者のレビュー一覧を見る

井筒先生の手による極めて読みやすい本です。講演集であり、ここまで読みやすいのはまずないと思います。
タリバンやISなどの様々な解説本が出ていますが、すこし現状の事件的な事例に引きづられてしまい、冷静にイスラムとはなにかなら、まず先に読むのは本書だと思います。
イスラムは決してファナティックではない、温かいまなざしで離されています。

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2006/12/03 02:50

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2007/04/21 19:40

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2007/12/24 02:33

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2008/11/29 15:39

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2008/01/12 22:11

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2010/02/18 20:01

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2009/06/15 00:48

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2009/11/01 23:10

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2009/11/18 21:59

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2010/05/05 21:59

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