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両親を亡くして、インディアンの祖父母に育てられる少年。
現在の価値観とはまったく異なる生活の中に、インディアンの哲学が詰まってる。
人を愛する事、生と死。
私にとって、もっとも、大切な一冊です。
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東チェロキーの山中における著者と祖父母との生活をつづった自伝的な回想録。環境、家族の絆、人種差別、人間関係等に真摯な目を向け、シンプルで力強く描かれた小さな古典。美和ちゃんお勧めの一冊です!
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チェロキー族の男の子のお話。
星をちりばめたようなきれいな(純粋な)文章で、心が洗われるような感じ。
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平凡でなまぬるい生活に慣れてしまって、何が幸せで何が不幸なのか、心が麻痺してしまった私にガツンと刺激をくれた本。
生きるっていうのはこういうことなのか!
シンプルゆえ大切なものが見えてくるそんな生活を知ることができます。
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人間の持つ深い愛情や尊敬の念にとても勇気づけられる本。落ち込んだ時に開くことが多いのだけれど、まっすぐに生きていこう、と思う。
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自然の中でインディアンの生活を祖父母から学ぶリトル・トリーの様子がほほえましい。
一方で差別された側のインディアンから見たアメリカなどの一面も。
愛情、自然への敬愛、差別、死という別れ、などいろいろ詰まった本。
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タイチのおすすめで。あんだけ色々おすすめされといて、結局自分の読みたい本ばっか読んですいません…それはいいとして、内容は両親を亡くした男の子がインディアンの祖父母に育てられるお話。こんな生活してみたい、まで言ったら言い過ぎだけど、こーゆー感覚っていうか自然と共に生きる感性ってのが欲しいなぁと思いました。もうちょい今の生活を見直してみようかと。ただ、やっぱ訳がね…う〜ん、どうもしっくりこない。小説は文章の巧さってのが重要な要素だと思うんだけど、イマイチ。しばしば出てくる、「僕もその通りだと思った」ってのがうっとい。
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「少年少女世界の名作文学」っぽさが時々鼻につくが、「シンプルに自然とともに」という教えは、やっぱりとても素敵だと思う。
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読んでいて泣きます。
生きるってなんですか、育つってなんですか、人種ってなんですか、自然ってなんですか。
色々詰ってます。
人生の中で、一度は絶対に読むべきです。
絶対に!
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何かの教科書に1部分載ってて、気になって読んだのだけど、もう内容は忘れたものの、最後に泣きながら読んだ覚えがあります…きっと良かったのでしょう…
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幼い頃、アメリカの先住民族・チェロキーの生活をした男の自伝的な回想録、という形をとった小説。
自然との共生を地でいく生活を振り返る。
「食料となる獣は必要なだけしか獲らず、小さくてのろまな奴だけ獲る」といった掟をはじめとして、理解こそが愛につながる、人間には2つの心がある、などのチェロキーの教えは興味深かった。
本書で書かれている人間の2つの心とは、
?ボディー・マインド(からだの心)
からだがちゃんと生きつづけるように、からだを守るときに使う心。
からだが死ぬときにいっしょに死ぬ。
?スピリット・マインド(霊の心)
ものごとをきちんと理解するのに使う心。
筋肉みたいに、使えば使うほど大きく強くなっていく(努力すればするほど大きく強くなっていく)。
からだが死んでも生きつづける(人間は死んでも生まれ変わる)。
?を悪いほうに使って、欲深になったり、ずるいことを考えたり、人を傷つけたり、相手を利用してもうけようとしたりしたら、?は縮んで小さくなる。つまり、?の心を鍛えるべきだということだ。
この考え方は、梨木香歩の『西の魔女が死んだ』で書かれたものとよく似ている。
しかし、著者に関して
http://native.way-nifty.com/native_heart/2006/01/post_1e0d.html
によると。
フォレスト・カーターことアサ・カーターは、職業はラジオ番組の作家であり、政治家のスピーチライターであり、極右白人至上主義団体のアジテーター兼職業的指導者として給与をもらっていて、酒におぼれるようになってから金を稼ぐために何冊か西部にまつわる小説も書いた。KKKのある支部のリーダーでもあった。
ということらしい。
本書の内容と事実との整合性は不明瞭だけれども、ベスト・セラーになった理由は「インディアンによる実話物語」ということだけではないのだろうと思う。
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号泣した。でもフォレスト・カーターが実は云々、の話を後日知ってから少し興ざめしたかな。
作品自体には感動してしまったのでどうしようもない。
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表紙のインディアンの男の子につられて買った、と購入時には書いた気がする。
彼こそがリトル・トリー。素晴らしい男の子だった。
そもそもリトル・トリーというのは、作者フォレスト・カーターが祖父から授かったインディアン・ネームらしい。「小さな木」という意味だけれど、作中の真っ直ぐ強く育つリトル・トリーを見ていると、ほんとうにぴったりだなぁとしみじみ思う。
リトル・トリーは四歳で両親を亡くし、五歳でインディアンの祖父母のもとへ引き取られた。
祖父にはインディアンとしての、人としての強さや生き方を教えられ、
祖母には優しさやぬくもりをたっぷり教えられ、時にはシェイクスピアを読み聞かせてもらったり、
動物たちや母なる自然にはとても大きなものを与えられた。
祖父母はリトル・トリーを愛していた。リトル・トリーは幸せだった。
しかし、幸せに暮らしていた三人に、白人社会は時に冷たく当たる。
巻末あたりの「リトル・トリー讃歌」、そこに書いてあった「圧倒的な沈黙」というのが私の感想にもぴったりだった。
いつもどおりこうして感想を残そうと思っても、何を言葉にしていいのかわからない。伝えたい人の手をひいて、森の中に佇んだほうがずっと魅力を伝えられるような気がした。
自分を包むすべてのものが愛しく感じる。
ありきたりだけど、そんな感じ。
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発売当初に読んでものすごく感動し、次々とネイティブアメリカンの本を買いました。
私にとっては入門書だったようです。
ぜひ子どもたちに読んでもらいたい。
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山は冬の夕日を浴びている。僕らは木漏れ日を踏んで降りて行く。谷間の小屋へと続く細道を。山七面鳥の通り道を。チェロキーはみんな知っている。今こうしてここにいる、これこそ天国なのだと。山の頂きに目を向けて、朝の誕生をみてごらん。木々の間から聴こえる風の歌に耳を澄まし、母なる大地から湧き出す生命を感じてごらん。ほら、チェロキーの掟がわかるだろう。夜明けが来る度に僕らは知るだろう。死の中から生は生まれ、生の中から死は生まれる。母なる大地の智恵に学べばチェロキーの掟がわかるだろう、チェロキーの掟に触れるだろう。