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「お菓子の本?」と必ず勘違いされた思い出がある一冊。中学生の私が出合った、歴史小説。鉄仮面をかぶった少年の出生の秘密。その背後にある政治的陰謀。ページをめくるごとに、そのストーリーの中に引き込まれます
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多分、著者が書いた漫画原作<アリシア 白の輪舞>の習作と思われる。
アリシアが純愛を貫いたのに比べ、こちらのマリエールは悲しすぎるかな・・・比べるのが悪いんだけど。
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2007.12.26 なんか、10年くらい前ダ・ヴィンチ誌上で話題になってたような記憶があり手に取った・・・少女小説ですね。この人の少女小説で育ったから、嫌いじゃないけど、尻すぼみにもほどがある。
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フランス王朝のミステリといえば鉄仮面伝説。
ルイ14世と絡めて描いたアレクサンドル・デュマの小説は全くの創作ですが、牢獄に鉄仮面の囚人の記録があるのもまた事実。
真相は深秘に包まれています。
鉄仮面の男については、秘密の香りから着想を得た作家たちが様々なストーリーを綴っています。
この本もバスティーユの浪漫を解く一冊でした。
後世に称えられる名君、ルイ14世を取り巻く恋と謎解きの物語です。
権謀術数渦巻く宮廷の愛憎劇。
笑っちゃうくらいベタな主題に惹かれました。
荘重な舞台ですが、読みやすかったです。
怒涛の展開から目が離せず、一夜のうちに読みつくしました。
たたみかけるような事件の連続で息をつく暇もなし。
「物語」を読んだなと満腹になりました。
登場人物の個性が各々際立っているのも良かったと思います。
とてもドラマチックな小説でした。
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終わり方が,ちょっとご都合主義かな。
ある意味で,王道ではありますが。
エンターテイメントとしては,十分楽しめると思います。
マノンの悪女ぶりが,魅力的です。どこからあのエネルギーが出てくるのか,とつくづく感心します。
とてもまねができません(ってあたりまえか)。
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フランスのブルボン王朝、ルイ14世の鉄仮面伝説を基にしたボリュームある1冊です。レオナルド・ディカプリオ主演だった『仮面の男』に近しい設定ですね。
史実を背景にしたノンフィクション。恋愛小説的な部分もある作品なので、ボリュームのわりに読みやすいかも。ってか歴史小説だけどちょっと少女漫画っぽいかな。
ルイとジェームズの因縁のストーリーと平行して、宰相リシュリューの陰謀や主人公の自分探しのミステリーなども盛り込まれて読み応えはあります。
世界史あまり得意じゃないけど、面白かったです。
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久しぶりに少し退屈気味になっていた藤本先生の作品をじっくりと読破!最近はドロドロしすぎててハプスブルクのような冴えが見当たらず少々購入したことが間違いだったのかと微妙に感じさせられた。
上下段に分けられびっしりと500P書かれているとつまらなければ飽きるのだが、最後に面白そうなものを残しておいて大正解!主人公と言うかヒロインがドロドロしていないのが好きです。途中まで先入観を持たずに読んでいたので気付くのが遅れましたが藤本流の「仮面の男」でした。
映画ではディカプリオが演じたはずだが、これは藤本流であるためにディカプリオの影も浮かんでこない。初めて読んだ内容だったので引き込まれはしたが、やはり僕にはハプスブルクの宝剣の方が向いている。やはりアドベンチャー的なものはドキドキさせられる!
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ブルボン王朝で有名な謎である鉄火面の新たなる物語。ルイ14世の大いなる苦悩と、彼を尻目に国家運営を行っていた宰相達の対立。そこに一人の少女の恋愛と真相が絡まって物語が紡がれる。何よりもこの物語のすばらしく救いのない所は、私達がルイ14世のその後を知っている所で、物語の後に待ち受けている彼の栄光と挫折を知っているだけに、エンディングのすばらしさと読んだ後の後味の悪さはぜひ体験して欲しい。