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紙の本

法隆寺の1,300年を支えてきた人

2007/04/11 17:12

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者は、法隆寺金堂、同三重塔、薬師寺金堂、同西塔などを
再建した法隆寺の大工であり、最後の棟梁。
1, 300年前に建てられ
今も創建時そのままの法隆寺で
さまざまな先人の技と知恵を学び
現代に再建させました。
その技術だけではなく考え方のスパンが長く
こういう人が1,300年続いてきたことが
実は法隆寺を文化遺産にしているのかもしれません。
金銭的には全く報われず
百姓大工といい、自分で食べる分は自分で作る。
だから宮大工をやっていけるという。
そしてたまたま自分の代に
これだけの再建計画があるのは
とても幸運なことだという。
若い頃には全く考えられなかったそうだ。
それでも宮大工を続けることの意味。
「経験や勘も学問のうち」
「木も人もねじれているのをうまく使うから棟梁だ」
そんな言葉が身にしみる。

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紙の本

温故知新が生きている世界

2003/06/24 16:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mitch - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者は法隆寺金堂、法輪寺三重塔などの再建にも携わった、「最後の宮大工棟梁」と呼ばれた人物。 明治41年生まれで、平成7年に享年86歳で亡くなっておられる。
飛鳥建築や白鳳建築等、古代工法で建築できる、唯一の棟梁だったという。
本著は氏が亡くなる3年前、西岡氏が直接語った言葉をテープから書き起こした、「語り書き」の方法で著されたもの。 それ故、読み手に向かって、直接語られているような、口語体の文章が実に味わいがあって 内容が引き立てたれている。

西岡氏の家は、代々寺社を建造する宮大工の家系で、氏も幼い頃から棟梁であった祖父に、大工仕事の基礎からたたきこまれて育ったという。
それ故、木に対する造詣は深く、歴史的背景と共に、実にわかりやすく、説得力を持って木と大工という仕事について語られている。

西岡氏が亡くなってずいぶん経つのだが、最近よくこの著者の名前を見かけることがあり、本著を手にとってみた。 深く静かで含蓄に満ちた言葉に、本当の意味でのプロフェッショナルとはどういうものであるのか、十分学ばせてもらったように思う。
今はなんでも機械で製材できて簡単に作れるから楽、と思われているが、実は木にはそれぞれ癖があるのだという。 製材の段階で規格化されたすべて同じものが出来たとしても、それが10年20年と時間を経るに従い、よじれや縮みなど、木本来の姿が現れてきて、結果建物が長持ちしないということにつながるのだそうだ。

木の性質を見極める力、道具を扱う能力、そういったひとつひとつの技術を年月をかけて身につける過程は、現代のようになんでも早いほうがいい、とされる時代においては容易には 実現できないことかもしれない。 
それでも、実際手間と時間がかかって効率が悪いように思えても、古代の木を生かす工法で立てられた法隆寺は、千三百年経った今もこうして存在している。 
木の寿命を全うさせようと、職人たちが木の個性をそのまま使って建てた結果が、こうしてあるわけだ。
新しいものはよりすぐれたもの、という価値観が知らず知らずのうちに自分の内に根付いてしまっていたのだが、先人の残した智恵や工夫を見直すことの大切さを 本著によって改めて思い起こされた。 

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紙の本

全ての教育者に捧ぐ

2002/04/05 16:51

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴろぴろ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 西岡常一と言う人を「大した宮大工」とだけ認識していたが,この本を読めばその認識では到底言い表せない世界観をもった人物であることが分かる。

 この本に記されている西岡氏の言葉の一つ一つが,全ての教育的立場の人間に当てはまり,また現代社会において忘れられていることを鋭く指摘している。たとえば,「木には癖があるが,使いにくいから捨ててしまうと言うのではだめだ。癖は何も悪いものじゃない。使いようなのだ」という一節がある。これを読んでドキっとされる教育者の方も多いのではないだろうか。古くさいといわれている徒弟制度のなかで生まれる教育の黄金律がここにある。

 全ての教育者,指導者にささげたい一冊である。

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2004/11/13 11:52

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2007/01/29 15:38

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2007/06/22 05:30

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2010/05/23 20:47

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2009/03/02 17:20

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2009/05/10 22:33

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2009/09/26 14:02

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2010/12/21 13:35

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2011/05/07 22:44

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