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紙の本

野心

2003/12/17 14:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:きよか - この投稿者のレビュー一覧を見る

 作者ダニエル・スティールは、私のお気に入りの作家の1人です。彼女の書く作品の主人公は、ほとんど美男・美女が多く読者としてはどこかで、そうなりたい又はそうありたいという願望が芽生え、作品の中に入り込みやすい。

 ニューヨーク郊外に住む幸せな家族。夫は広告代理店に勤め妻は、この幸せな生活を築く前、大学をトップで卒業し才能もあったため、小説家になろうとソーホーでかなりのところまでいっていた。
 だが今は、社会に順応し、ぬくぬくと平凡な生活をするオリヴァーの妻の地位に納まり、愛らしい子供3人にも恵まれている。
 毎日、家事・育児・ボランティアにと平凡な生活の繰り返しに、いつしか順応していたサラだったが、もともと野心満々の彼女は、41歳になったある日をきっかけに、一大決心をする。
 このまま自分の人生を終わらせたくないと思い、ハーヴァード大学に願書を出したのだ。数日後…サラを受け入れる旨の通知が届き、それを機にサラの野心はますます膨れ上がった。
 今後よき妻、そしてよき母の人生を続けてゆくのか…それとも自分の心が切望する「もう一度、自活したい! 自分を試してみたい!」という想いに共鳴するか…
 結局サラは後者を選択するのだが、私には共感できる部分が多々あった。たとえ、妻であったとして母であったとしても、女性にはもっと自分をチャレンジできる場というものがあってもよいのではないか。毎日、毎日同じことの繰り返し、行動力のある人にとっては物足りない日々である。
 そうして離れてしまった夫妻、そしてそれをもとに分裂してゆく家族。そんな家族にも時間がちゃんと心を癒してくれる。
 最終的には、家族がそれぞれに幸福の選択をしたのではないか?と思わせる作品でした。

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紙の本

少し変わった作風の1冊

2001/06/24 22:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Baud - この投稿者のレビュー一覧を見る

 著者の書は現在、アカデミー出版より「超訳」本として出版され、人気を博しています。評者もその展開の小気味よさ、「感動的な最後」が好きです。
 著者のテーマは主として、「芯の強い健気な女性」、「家族愛」、「運命の悪戯とドラマ」と言ったところでしょう。
 著者の初期の作風は、女性向け小説風であったと思います。現在は「超訳」の助けも得て、スケールの大きな万人向けのものとなってきました。本書はその転換点にさしかかる頃の作品ではないでしょうか? 天馬さんの「超訳」ではなく、北條さんの訳ですが、なかなか小気味よいものに仕上がっています。これは、著者の原文の力なのでしょう。
 本書には、著者の作風パターンから考えるとちょっと変わったことがあります。それは主人公が男性ということです。多くは女性を主人公として、男女愛や家族愛を表していますが、本書では男性の視点からそれらを描いています。そのために、主人公の生き方が少々違います。多くの著作では「社会的な力の無いひ弱そうな女性の強く健気な生き様」を描くのですが、本書では「能力と力のある男性のナイーブで優しい心」を描いています。尤も、著者の作品には両方の人物が必ず登場してはいます。本書ではその視点が異なるのです。
 日本人の「家族愛」は、言葉にはしないものですが、欧米人のその表現は実にはっきりしています。日頃、評者などは言いたくても照れくさくて言えないことを、本書では実に素直に表現してくれています。
 著者のファンにも、まだ著者の作品を読んだことのない方にも、おすすめできる感動的な1冊です(やや老眼気味の評者には、ちょっとページ当たりの字数が多すぎましたが)。

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