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表題作「こうばしい日々」の主人公・ダイが男の子なのにキュートでかわいくて大好きです。江國さん初期作品は本当に言葉遣いが素敵・・・。こうばしい日々、って題名だけでもうっとり。なんてことはないようなストーリーに見えるけど、実はちょっと人種差別のことについて触れてたり、さらりと問題提起してるところもあっていい。それが押し付けがましくないのも◎。やっぱり食べ物描写がおいしそうです。
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この本はこうばしい日々と綿菓子という2本の中篇からなります。まず、こうばしい日々。やっぱり女の子の方が男より頭がいいよなぁっておもった。それを認めている男は男なりに理由をつけて生きているんだな、と感じさせられた作品。金髪のウィルって奴が妙に好き。綿菓子。途中まで雰囲気がめちゃ好きだった。でも終わり方がきもいと思う。こんな恋を女の子は期待しているのか?だとしたら、カルチャーショック。同じ大学生として次郎とは友達になりたくないもん。きもい。大人びているつもりのみのりは周囲の大人をシニカルに(嘲笑的に)見るけど、周囲の大人はやっぱもっと大人な気がする。俺も独りよがりに俺は大人だなんて思っていた時期を思い出した。多分、姉は自分の妹のみのりが次郎に恋しているのに気づいて手を引き、島木さんと結婚したんじゃないかな。それは絹子さんと谷くんが伏線になっているのではないか。
『人は愛されたらその愛に報いる生き方をしなくちゃいけない』
この本はおもしろさは微妙ですが、いろいろな解釈が出来るところが面白そう。友達や彼女に読んでほしい一冊。
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後半の綿菓子が大好き。結婚なんか・・・私は情熱的な恋がしたいっていう気持ちがとってもわかります。おばあちゃんの言葉も素敵でした。
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二つの短編が入ってます。
こうばしい日々はアメリカの小学生の恋。
元気になります。
「綿菓子」は姉の元彼に恋した中学生。一生懸命さにじんときます。おばあちゃんの話が印象的…。
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「こうばしい日々」というタイトルに惹かれて読んだ。11歳のアメリカ育ちのダイという男の子の話しで、すごく可愛いらしい。ジルとの恋もなかなかいい。家族の話しは、やっぱりいいなあ。それに、ダイの周りの大人達、ウィルやパーネルさんや島田さんも、それぞれ素敵。アメリカの生活は好き、というか憧れてる。私もアメリカかぶれかも。チョコレートブラウニーが食べたくなるぐらい、本から甘くてこうばしい香りがしてくる。「綿菓子」は、読み途中。
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小6の時、旭日ゼミナールの図書館で借りて読んだのが一番最初。その後自分で買ってまた読んだけど、小6の時のほうが心にしっくりきた。そんなお話。
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私にとって最初で最後の江國香織。
「こんなに人気があるんだから一冊くらい読んでみよう。」と思い買ってみたが…
全然ダメだった。。。。
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あまり読まないタイプの作品だけど、これはすごく好き。
登場人物があまりにも愛らしくて、まさにタイトル通り。
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なんかなんか、よかった。
綿菓子のほうが好きかなぁ。
お姉ちゃんは3年付き合った彼とあっさり別れて、お見合いをして結婚した。私はその前の彼が好きだった。
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2作品収録。
表題作はアメリカに住む11歳の男の子の話。
もう一個の「綿菓子」は姉の元恋人に恋する思春期の女の子の話。
「綿菓子」が凄い好き。読んでて微笑ましくなるし、自分と重なって感情移入しちゃう。
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タイトルがいい。江國香織のタイトルのつけ方は何故だか本を手に取りたくなる力がある。ストーリーはとってもスイート。純文学なんだろうけど、文体が軽いから、読んで衝撃を受けるというよりは、何度も何度も読んで味が出てくるするめみたいなタイプ。それだけ日常に根ざしたものを題材にしてるということかも。
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異文化の違和感に恐らく初めて触れた本。ヤミーという言葉に大混乱したりなど。笑)綿菓子も好きだ。この頃の江國さん、好きだったんだけどなぁ。
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今の作品はあまり好きではないけれど、初期の江國さんの本はとても新鮮でステキだった。メロンの味を、「しみるみたいな味がした。」と書くなんて!とても感動したのを憶えている。
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表題作も少年の可愛らしい恋の話で好きですが、二篇目の綿菓子の話のほうが好き。(タイトル忘れた…)
綿菓子を食べている夢の描写がなんか好き。
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コーヒーは嫌いなんだけどって思いながら〜抵抗できずにうなずいてしまった。〜 目をあけなくてもわかる。確かに金色だったのだ。〜 こんな風に好きな人にコーヒーをのませてもらえるのなら、女はすごくすごくいい、と思った。 〜すごくすごく気持ちがいい。くらくらしちゃう。(抜粋)