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正直なところ、「こうばしい日々」よりも一緒に入っている「綿菓子」の方が好きです。
でもブラウニーにしろ、コーヒーにしろ、何かを胃にいれる行為の描写がとても好きです。
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長くも無く短くも無い中篇小説2話構成。この人の本は、読んだ後に、ほんわかとした気持ちになれるのと、読みやすい文章がすごくいいと思う。
どちらも少年、少女を主人公にした、恋愛小説なんですけど、この年の男と女って精神年齢にずいぶん開きがあるもんだなぁ。って思った。
もちろん私の少年時代には、こんな日常は無かった。
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あったかくてなつかしい。
「こうばしい日々」と「綿菓子」の2編の中編小説を収録。ずっとこの世界観に浸っていたくて、読み進めるのがもったいなかった。
どちらもとても素敵な作品です。私は特に「綿菓子」が好き。12歳の主人公みのり。姉の元ボーイフレンドの大学4年生に想いを寄せる。なんだか自分が小中学生の時を思い出しました。あの頃は、背伸びして、早く大人になりたかった。「そうそう!」って共感する部分が多くありました。
おばあちゃんと絹子さんのエピソードもとても素敵でした。
「誰かをほんとに好きになったら、その人のしたこと、全部、許せてしまうものなのよ」
「女って、哀しいね」
ずっと“矛盾のない”恋に生きたいと思っていたみのりの恋も、最終的にはこの言葉に行き着くのかな。
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中篇2作品。「こうばしい日々」はアメリカで生きる少年の甘酸っぱい話。「綿菓子」は女の子みのりの官能的な話。
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特に大きな波があるわけではないのだけれど、非常に読みやすい物語。読んでいる間も読み終わった後も、ふんわりと「香ばしい」気持ちに包まれる感じがして気持ちが良かった。こんな少年、少女が存在していたら素敵。
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おんなのこがしっちゃう、おとなのイロコイ事情。おとなもこどもも、どうしようもない恋のつらいきもちはいっしょだよね。
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「こうばしい日々」より、「綿菓子」の方が好き。男の子の主人公はちょっと無理があるような気がした。
物語よりも、解説で紹介されている『車を運転中、粗大ごみの中に突っ込んでタンスを飛ばし、たまたま近くを走っていたBMWを大破させ、それでも警官には被害者として取り扱ってもらった』・・・という江國さんのエピソードが何より好き。
2007/02/18読了
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「こうばしい日々」は、誰か違う人が書いたみたいな印象受けました。ウィルが素敵。「綿菓子」はなんか自分に近いところもあるかもしれないなぁなんておこがましいですが、そんなこと思いました。どちらかといえば「綿菓子」のほうが好き。
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言葉の使い方が独特できれい、というのは江國さんの才能だと思う。
「どれもこれもジェントルマンズ(紳士の)Cさ」(こうばしい日々)
「女がどんなに邪悪か教えてやるの」
「私はその、観たこともない女の人に心から同情した」(綿菓子)
とか。
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このタイトルのつけ方がやっぱり秀逸。「こうばしい」って形容詞がつくだけで過ぎてゆく「日々」がキラキラする。
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こうばしい日々は文庫で読むのがおすすめ。なぜなら、収録作「こうばしい日々」「綿菓子」は対になっているから。同性だからだと思うけれど、「綿菓子」のほうが感情移入しやすいけれど、「こうばしい日々」のミス・カークブライトの「タイミングって、とても個人的なものなの」には頷かされました。説得力あるなあ。「綿菓子」のおばあちゃんのおはなしもいいですね。みのりの「矛盾のない恋に生きよう」にはちょっとお節介やきたくなりますね、
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ちょい長めの短編(?)2編。 江國 香織さんの本で1番好きかも。 アメリカで暮らす小学生のダイにはジルっていうかわいいガールフレンドがいるのです。 海でキスするシーンがかわいい! もう1編のほうも切なくてよいよ。 とにかく描写がかわいくて好き。 読め、貴様たち。
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少年少女が主人公なのに、
なぜだかとってもどきどきした。
特に女の子視点で書かれているからか、
「綿菓子」が特にぐっときた。
読んだ後、コーヒー飲みたくなる本です。
(2007年03月31日読了)
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小学生の男の子のお話と、女の子のお話の短編が面白いです。二つの話は全く違うものですが、同じ世代くらいの男の子と女の子の視点や考え方が全然違うので、比較して読むとさらに面白いです☆
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わたしは今でもおこちゃまですので、主人公二人がとっても大人に見えた。綿菓子の、最初の夢の話が大好き。はだかんぼうで、淋しい淋しいといって泣いて、涙は全部綿菓子になって、泣きつかれて綿菓子で寝ちゃいたいな。