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やっぱり言葉がうまいな、と思う。
10代前半の男の子、女の子から見た恋、あと大人。
中編が2つ。
ジルがかわいらしい。
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「こうばしい日々」と「綿菓子」の2編が収められている。ともに中篇であり、10代前半の主人公の視点から物語が描かれる。
変わらずの言葉の肌触りに温かいため息が出そう。ホテルのパリッとしたシーツの感触、生チョコのとろける感じ、秋の落ち葉を踏んだとき。社会的なメッセージではなく日々の中に現れる瞬間しゅんかんを心地よく提示してくれいて、期待通りとも言えるし期待を上回っているとも言える。「綿菓子」は、短編を連作としてつなげていて、こういう構成は新鮮だった。
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すごくやわらかいような気持ちになれる本で、何度も読み返してます(*´`)
『きんのしずく』が特に好きです。
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▼概要
少年を主人公にした「こうばしい日々」と、少女を主人公にした「綿菓子」の中編二編が収録されている。
▼感想
どちらの小説も「ちょっとひねくれた子供」が主人公だった。私ならこんな弟と妹を持ったら絶対に腹が立つ(笑)
「こうばしい日々」の主人公・ダイは家族(特に姉)に対してすごく批判的。自分の思っていることをけっこう率直に言う(「そんな言葉は相手より自分をいやしめますよ」とミズ・カークブライドは言っていた)
反対に「綿菓子」の主人公・みのりはひねくれたことを思ってもそれを直接言葉に出さない子。そして、すごく大人っぽくて優しい子。「人を好きになるなんて哀しい」という台詞が印象的だった。姉の元恋人の次郎くんへの淡い恋心が切なかった。
私的には、どちらかといえば「綿菓子」が好きでした。みのりも次郎くんも好き。みのりの純粋で切ない恋心はつい応援したくなった。
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高校生の夏休み、他の宿題に追われて新しい本を一から読む時間がなかったので、この本で読書感想文を書いた。
上手く書けなかった。すきなのにねー
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売れるとその作家の本を読まなくなるという
ヒジョーにあまのじゃくな人間ですが、
最近はミーハー気分満載で本屋へ行ってます。
この本は子供の目線で書かれていて微笑ましい。
そして懐かしいのです。
読んだ後にとても幸せな気持ちになりました。
でも子供ってオトナが思っているよりも色々なこと考えて、
分かってるんだよね。
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純粋に面白かったです★
アメリカンライフも明快に書かれてあって、読んでいて楽しかったです
それに付属していた話(タイトル思い出せないのですが)の方が個人的に好きです
姉の元恋人に中学生である自分が片思いして、
最後はめでたくその気持ちを受け入れてもらっていて凄く共感できたし、感動的でした
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読みやすく、落ち着いた気持ちになれるので年1回程度の割合で読み返している。特別面白い話というわけではないけど、好きな本です。
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画像ないんだ・・・
思い出の1冊なのに・・・
児童書以外の小説で、初めて手に取った本です。
・・・すでにあれから7年が経過してるんですね・・・
トシ取るはずだわ・・・
タイトルに惹かれて購入した本です。
それまで、わかりやすい『ハッピーエンド』の物語しか知りませんでした。
なので最初は「え、これで終わり?」と思ってしまいました。
つかみどころのないお話に戸惑いながらも、ひどく惹かれました。
表題作もいいですが、同時収録の『綿菓子』がすきです。
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ティーン特有のポップな空気感が心地よく響く。
これを巧みに出せる感性と筆力はすごい。
好きなトーンではある。
ただ一方でtoo lightでもあった。
可愛すぎるというかポップすぎるというか。
ワインでいうなら、甘口の発泡性を楽しんだ感じ。
重くて辛い赤が好きな私にはちょっと物足りなくもあって。
「綿菓子」については、
ラストハッピーエンドに転回するくだりが少し唐突感あり。
連作短編で物語を紡ぐ、ということの難しさでしょうか。
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かわいい!
アメリカ人の日本のことに対する認識にクスってなる。
でもきっとあたしらも向こうの人からしたら同じなんだろな。くすくす。
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この本はアメリカで生活をする少年「ダイ」の恋と日常が描かれていました。ダイがアメリカ人と日本人の文化の違いに戸惑う姿が、面白く描かれています。素直になれなない少年の感情が読んでいて懐かしい感じ。また、こうばしい日々には「綿菓子」というのも掲載されています。こちらは姉の元恋人・次郎を思い続ける少女・みのりの話です。すごく純粋な話でした。
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2つのお話はそれぞれ少年と少女が主人公で子どもの視点で語られている。子どもの幼さ無邪気さ、単純であり複雑な気持ちや思考が描かれていて面白かったけど、対象についてもう1歩深く踏み込んでほしかった。言いたいことがわかったような、わからなかったような。
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この中の綿菓子というお話が
ものすごく好き。
じゅわっと広がる感じなのです。
そして、切ない。
ほんとにすごい!
よく、姉と語る私なのですが、
江國さんって、隠隠喩くらいだよね。
とよくはなす。
これが、全部理解できればいいのになあ
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子どもが主人公だったのが面白かった!!
子どもの恋愛ってかわいいなぁ。
江國さんの書く話って何でこんなにあったかいんだろう。