紙の本
バーセルミのスノーホワイト
2019/01/28 17:08
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
原題名は「Snow White」だから、まさしく白雪姫なのだが、中身は全く違っていて、現代版白雪姫かと思って購入した人はびっくりして読むのをやめてしまうかもしれない。作者が生前、ポストモダン文学の代表と言われていたバーセルミであるという予備知識から読み始めたので、「こんなの白雪姫」じゃないと叫ばずにすんだことは何よりだった。たしかに白雪姫(この小説では雪白姫)は家政婦だし、7人の小人ではないけれど、7人の若者と同居している。しかも、どうやらこの7人全員と関係を持っているらしい。そして、物語には、本家同様に王子様らしき登場人物まででてくるが雪白姫は彼のやさしさに恋するのではなく、ただたんにその家柄に夢中になるだけという始末。この後、彼女は幸せに暮らしましたかどうかは知りません
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とんだパチもんです。
見てがっかりか、驚愕することでしょう。
文章は哲学的になっており読みづらいです。
そして気づかない人には時折出てくる男性方が
小人というのに気づかないかと思います。
多分これは元作の
神秘的要素を皮肉ったものなのでしょう。
設定は悪くありませんが
いかんせん、本元を知っている人は
汚されたと思ってしまうことでしょう。
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もうこれはお手上げです。
どう読んでいいのか、さっぱりわかりませんでした。
何事につけ前衛って苦手です。
多分感性よりも言葉で理解したいと思っているのだと思います。だから、まだ理屈が確立していない分野には歯が立たないのです。
中世ドイツの森の中から現代のアメリカに出てきた雪白姫は、それでも皇子様を待ちます。
何の魅力も感じないけれど、自分の価値を高めるために皇子様を必要とします。
22歳の若さでしぼんでいくなんて耐えられない。
ちょっと心惹かれる人がいないわけではないけれど、庶民の男ではだめなんです。
7人の小人たち。
清掃業のかたわら、中華料理のベビーフードなんかもつくっている。
では働き者なのか?というと、これがまたよくわからない。
多分飲んだくれ…?
第一章と第二章のあいだにアンケートがある。
1 ここまでの物語は気に入っていますか? はい( )いいえ( )
2 雪白姫はあなたの覚えている白雪姫に似ていますか? はい( )いいえ( )
(略)
5 物語の今後の展開で、もっと情緒がほしい( )情緒の少ないほうがよい( )
6 語りにむだ口が多すぎる( )多すぎない( )
(略)
14 読書は立ってしますか?( )寝ころんで?( )すわって?( )
15 あなたの意見として、人間にはもっと肩があるべきでしょうか?( )肩が二組あるべき?( )三組?( )
今さらアンケートに答えたところで、物語に反映されないし。
っていうか、紙の本にはそのような機能はないし。
と思ったけど、「週刊少年ジャンプ」では、やっているなと思ったり。
しかしもはや何を聞きたいのかわからん設問もあるし。
文字を追うだけではだめだ。
考えろ。考えろ。
行間を読んで考えろ。
と思いながら読んでいたら
“この「感覚」は行間を読むことによっては得られなくて(その白い空間には何ものもないからだ)、行そのものを読むことによって得られる”
すいません。すいません。
読み方間違っていたようです。
完成形のわからないジグソーパズルの膨大な数のピースを前に、途方に暮れているような気持ちです。
結局、これ、何?
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Snow white
倦怠と不安の現代に生きる 雪白姫と その7人の恋人たちが巻き起こす
スーパー 前衛 ファンタジー
アンダーグラウンド ディズニーの ポップな小説空間を 縦横に行き交う ユーモア溢れるイメージ
パロディ ー ⇒ 原著の英語だと 面白いかも