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投稿者:がんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵から空の青さや太陽の陽射し、地平線や赤い土、カラフルな衣装。アフリカの大地と自然の恵みから生まれたたいこの音やお祭りの人々の解放感などを想像してみる。心も解放されていく気がします。
ことばのリズムと鮮やかな情景に身を任せる。日本人によるアフリカの太鼓と踊りの絵本。
2008/08/06 05:57
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投稿者:月乃春水 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「聖なる太鼓」と呼ばれるジンベ。西アフリカのセネガル、ギニア、マリを中心とする地域で演奏されている太鼓が描かれている絵本です。
驚くほどにリアルなアフリカの情景が描かれ、かわいた風が感じられるような絵と、詩的で、リズミカルで、まるでタイコのリズムと同調しているような文章は、沢田としきさんによるもの。
小学一年生のお話タイム(月1回の読み聞かせの時間)で読んだのですが、
担任の先生はてっきり外国の(現地の)人が描いた絵本と思ったそうです。
タイコは木をくりぬいて作られ、一頭のヤギの皮が張られています。
「ヤギは死んで 皮をのこし
音になって また生きる」
「かわいた風にのり
タイコのことばが
はこばれていく」
まつりの情景も描かれています。
華やかな衣装を身に着けた、生き生きとした表情の人々。
「大地のめぐみは
たくさんのごちそうに
かわった」
準備をする女性や子どもたち。
「大地のめぐみに
ありがとう」
「いのちの つらなりに
ありがとう」
グン ゴド パ グン ゴド パ
グン ゴド パ グン ゴド パ
タイコの音にあわせてみんながおどる。
太鼓といえば祭。
わが地区でも、五穀豊穣、家内安全を祈り、神社から御神輿が出て、町内をまわる祭礼が毎年7月に行われます。
太鼓の練習は、小学生のうちから、地域の青年から口伝で教わります。
地域、国はちがっても、太鼓の造りや音色はちがっても
祭礼の意味はまったく同じで、太古から続いてきた、感謝と祈りなのではないか。
そんなことも考えながら、この絵本のことばのリズムと、鮮やかな絵に身を任せ、包まれまれるのは、とても心地よい体験でした。
アフリカの風や臭いまで漂ってくる
2022/03/20 23:35
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投稿者:うむうむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アフリカの音はもちろんのこと、アフリカの風や臭いまで漂ってくるような沢田としきさんの素晴らしい絵とストーリーに感動します。人の営みの原点は、こういうことなんだと教えてくれる絵本だと思います。
(ただし個人的には、陶酔して踊る人々の汗の点々がちょっとだけ不気味に感じてしまいましたが…)
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「いのちのひびき よろこびのリズム」「輪になって 和になって」
本のお話も始まりと終わりが繋がって輪になってます。
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命ってルーツがあるんだなぁって思いました、ただ、そこに有るものではなくて、ず〜〜〜と昔から繋がっている。力強い本でした。
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イラストレーターで絵本作家の沢田としきさんが
亡くなられたことを知りました。
1959年生まれの沢田さん、
まだまだ活躍なされたかったでしょうに。
ご冥福をお祈りいたします。合掌。
グン ゴド パ グン ゴド パ
アフリカの空の下、太鼓をたたきダンスをおどる。
グン ゴド パ グン ゴド パ
広大なアフリカの地に、素朴な太鼓の音が響く。
太鼓の音は、どこまでもどこまでもひろがっていく・・・。
ほら、きこえてきたでしょ、
ジンベという木をくりぬいて、ヤギの皮を張った太鼓の音が。
「ヤギは死んで 皮をのこし、音になって また生きる」
「かわいた風にのり、太鼓のことばが はこばれていく」
グン ゴド パ グン ゴド パ
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★りょーまはまずまず気に入っていた。
毎回何故か、夜になるページで、「なんて書いてあるの?」と文字が何と書いてあるか知りたがった。
これも私だったら選ばなそう。
つながりにありがとう とかしらふではちょっと気恥ずかしい言葉がある。
おまつりのあと普段の朝が戻ってくるのがいい。日々の連なりを感じさせる。(2010.10.30)
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西アフリカの太鼓とダンスの世界が やさしい言葉と絵に。ヤギ皮の太鼓、生活や人生のあらゆる時に深く結びつく太鼓や踊り。自然や祖先とのつながりを大切にしていることが感じられる。
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太鼓の音が日常。
元来、人間ってみんなそうじゃないのかな??
だって、お腹の中にいる時から胎動ですらリズムを刻んでる
だから、お腹に響くリズムには、心が躍るのだ。
これはもう、理屈じゃないよね
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ブルキナ・ファソからやってきた
太鼓敲きの友達と
一緒に 読んで
一緒に 太鼓を敲き
一緒に 踊って
一緒に 唄った
彼 曰く
ここに 描かれていることは
ブルキナのこと そのものです
今年も また
来日する 彼と
この本で
一緒に遊べるのが
とても 楽しみです
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カフェで見つけた本
ジャンベの話
ジャンベとともにあるアフリカの生活や人々の陽気な雰囲気が伝わってくる。アフリカの音楽のルーツもすこしだけ垣間見れるかも?!
異国文化へを知り、親しみの気持ちを持たせたいときに。
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素晴らしい絵本です。人は自分の力で生きているわけではなくいろんなものの命をもらって生かされているということに気づきます。自分たちは大きな命の中の一部だということをアフリカの人たちはよく分かっているのでしょう。アフリカの生活の中に当たり前にある太鼓の音や汗の匂い体温までが伝わってくるようです。民族衣装もステキでした。現代人が忘れてしまった大切なことがここにあるような気がしました。
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[墨田区図書館]
この本は何で知ったんだろう、予約して来たんだろう?
「しんぞうとひげ」というアフリカの民話を知って取り寄せした時に見つけたのかなぁ?
まるで「うえきばちです」なみにシュールだった「しんぞうとひげ」とは一線を画し、静かに、アフリカの太鼓、ジンベとその周囲を綴った話。
先の話はアフリカの東、タンザニアでの伝承だったけれど、これは西アフリカのセネガル、ギニア、マリあたりだという地域性の違いもあるのかもしれないけれど、かなり内容も雰囲気も違う。
この本一冊なら読み聞かせで使わないんだけれど、先の本と一緒に"アフリカ"として紹介するのにはいいかもな。ただその場合、ウケすぎてしまう「しんぞう~」を先にすると場がそうなってしまうので、あちらで紹介されているアフリカの話始め&終わりと共にこちらで始めてあちらでしめる感じかな。
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4歳6ヶ月の娘へ読み聞かせ
教科書で紹介されていた本だったかな?
学校図書室でよく目にしていたような
実際読んだのは初めて。
娘が選んで借りてきた
なかなか渋いチョイス
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これ、読み聞かせ(この言葉は好きではないけれど)をするなら、もし可能なら近くにジャンベを置いておいて、実際に触ったり、音を出したりして、アフリカに思いを馳せれたら、より良い時間になりますね。
「生かしていただいている」というよろこびを
教えてくれる1冊です。
ちいさなえほんや”ひだまり”さんセレクト、
10才までに読みたい”こころが豊かになる110冊”より。