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タイトルから察しがつく通りの,ちょい日記風エッセイ集の連作の1つ.最近でいうところのブログに近い雰囲気を持つが,さすがは売れっ子作家だから,随想(妄想)の奥の深さ,引き出しの多さは素人とは比べようもない.ぐいぐい読ませる.例によって食べることの話が多く,個人的に嬉しい(椎名誠のマネをして色々食べたりビールを飲むのは何となく楽しい)
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図書館の本
内容(「BOOK」データベースより)
新年を迎えるにあたり、著者は密かに決意した。幾つもの連載を抱え、毎日アタフタと原稿を書く日日から脱却し、「ゆったり、のんびり」の人生に方向転換しようと…。しかし、なぜか今も、タテヨコナナメ移動の日々は続くのであった。ああ、たまには人生のすべてを投げ出して、暖かい日溜まりで睡りたいものだ。
新幹線って生ビールは売ってないか、とか、そうかラッシュ時に掃除ってしていたっけ?とか、言われてみればそうだよな、的なお話もたくさん。
お姉さんが夜部屋に入ってくるのはわかるだけに椎名誠もそういう人なのねとちょっと共感。
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旅がしたい、酒が飲みたい、旨いもの食いたい、キャンプがしたい、本が読みたい、酒が飲みたい、ガハガハと笑いたい、旅がしたい、海に行きたい、山に行きたい、川に行きたい、焚き火がしたい、飯を食いたい、綺麗な女性を眺めたい・・・酒が飲みたい。
読むたびにそう思う椎名さんのエッセイ。
そういう気分に浸りたくて読むんだろうな、椎名さんのエッセイ。
憧れの人、こういう男になりたい。
だから無条件で★5つ(笑)
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週刊文春に連載されていた赤マントシリーズ単行本第2弾。1990年12月20日号~1992年1月30日号分を掲載。1993年に刊行された単行本を当時買って読んでいるはず。ところどころ断片的に覚えているエピソードがいくつかあった。1990年代初めの自分は何をやっていたのかな?とふと考えた。一言で言うと「自分を見失っていた時代」といえる(謎)。なぜこんなことを突然書いてしまったかというと、このエッセイを書いていた当時の椎名さんの年齢に自分がかなり近づきつつあることに気がついて、思わず「わあっ」と叫びそうになったからである。椎名さんはすでに世界中・日本中を旅していろいろな経験をつんでいるのに対して、自分はあまりにも狭く単調な世界に閉じこもって生きているのだなということを痛感してしまったのである。失った時間はもう戻らないから、これからはもっと広い世界に向かっていかなくては後々後悔するのではないか?しみじみとこれまでの人生を振り返ってしまったのであった。余談だけど「あとがき」が秀逸。たまたま電車の中でここを読んだのだが、面白すぎて吹いた。あとがきをオマケだと思って飛ばしてしまうと、この本の本当の面白さを知らずに通りすぎてしまうことになる。非常にもったいないので要注意なのだ。
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『ひるめしのもんだい』(文春文庫)に続く「新宿赤マントシリーズ」の第2弾です。
仲間たちと食べ歩いたり、原稿執筆に追われたり、態度のなっていない若者に腹を立てたりと、あいかわらずのエネルギッシュな日々が綴られています。