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しゃべくり探偵 ボケ・ホームズとツッコミ・ワトソンの冒険 みんなのレビュー
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こうきたか(笑)
2020/05/20 16:42
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホームズ役とワトソン役の大阪弁での応酬でだんだん謎が解き明かされていく異色のミステリー。
かってこんなに軽妙なミステリーがあったか?(笑)いや、ないぞ!
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ボケとツッコミのミステリ
2002/07/28 03:13
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投稿者:木野下 - この投稿者のレビュー一覧を見る
副題は、ボケ・ホームズとツッコミ・ワトスンの冒険。どこかの悪の首領と名前がそっくりな守屋教授のゼミに入るために、アルバイトを頑張った和戸くん、彼を助ける友人の保住くんが登場します。
関西弁の台詞まわしが軽妙な、《正調しゃべくり安楽椅子探偵ミステリ》とでもいうべきシリーズです。すべて会話だけで構成されているというミステリですから、関西弁の持っているテンポが活きています。問題は、関西人以外にもこれが伝わるのかどうかなのですが……。
黒崎緑は、有栖川有栖と同じ、同志社大ミステリ研究会出身の作家さんです。
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怒涛のしゃべくり
2001/09/29 07:06
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投稿者:YASU - この投稿者のレビュー一覧を見る
会話のみで進められるミステリーである。よくよく考えてみれば、日常の生活では風景描写や人物描写などをすることなどはまずない。ということは、これは最も簡潔に飾りなくミステリーを楽しめる形の作品なのではないだろうか?
ボケ・ホームズ保住君とツッコミ・ワトソン和戸君の流れるような会話で解き明かされる4つの謎。「番犬」「洋書」「煙草」そして「分身」とそれぞれが個別の事件かと思いきや、最後には
意外な展開が……。
とにかくテンポがいい。アホな笑いの中に感じられる鋭さがいい。頭がきれなきゃ、これだけ実のある『しゃべくり』は続けられないでしょう。そこに三人目としてうまくこっそり加わることが出来れば、そこはもうめくるめく上方漫才の世界。関東育ちの私にはどうやってもこの二人の会話スピードには付いていけそうにもないが、それでも正面真ん中辺りに陣取り、テニス観戦ならぬミステリー観戦。
謎解きに関してはツッコミ役が少々ボケでも、そこはボケ役がしっかりと賢く何でもござれで解決してくれる。頼もしい限りである。
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編集部コメント
2003/06/11 10:08
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投稿者:東京創元社編集部 - この投稿者のレビュー一覧を見る
東淀川大学の守屋ゼミ有志一同、ロンドンへ。この外遊にまつわる四つの事件——旅費調達に斡旋された払いのよすぎるアルバイト、高価な洋書の紛失、お別れパーティの殺人、帰国後のドッペルゲンガー騒動——を、ボケ・ホームズこと保住君&ツッコミ・ワトソンこと和戸君の会話と書簡で綴る。いしいひさいちのイラストがぴったりな、連作形式の妙も愉しい、正調安楽椅子探偵譚。