- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
3 件中 1 件~ 3 件を表示 |
紙の本
家族の本当のあり方
2000/08/11 17:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ルーシー=マネット - この投稿者のレビュー一覧を見る
共働きの家庭にはつきものの、保育園の送迎、学童保育、残業、子どもの病気の時の対応などなどが、母親と子どもの心理を織り交ぜて、とても読みやすい口調で書かれています。
家に帰っても、一息つく間もなく、家事に追われる母親の姿と、子どもの、忙しい母親へのちょっとした気配りが、胸にじんときます。
なかでも、大事な会議のある日に、熱のために保育園で預かってもらえない子どもを、無我夢中で、スーツの上から前おんぶして、電車に飛び乗り会社につれていった「子連れ出勤」。会社に着き、同僚の顔を見た途端にしゃくりあげた、働くママの場面では、思わずぼろぼろっと涙してしまいました。
仕事に対する責任感と、子どもに対する愛情と、夫へのやるせなさ…そんな思いを一気に背負った女性の心を、もっともっと世間の人々に、理解してほしいと強く思いました。
父親たちにはわからないかもしれないけど、「働く母親ってこんなに気持ちが張り詰めてるんだよ」ということを、この本を通じて、知って欲しいと思います。
そして、家族の中で、一人が何かをすべて任されるのではなく、それぞれが(もちろん、子どもも含めて)、役割や分担をもって生きていくことが、理想ではないかと、感じさせられました。
ママが働いている姿を、幼いときから見ている子どもたちは、確実に何かを、その背中から学んでいると思うのです。
3 件中 1 件~ 3 件を表示 |