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再読。
久しぶりに読むとすっかり忘れていてびっくり。
そうそう。お初ちゃんのお話でした。
時代物×超能力っていう個人的にイマイチなものが組み合わさってるからあんまりだったなーってイメージやったんですが、読み直すと結構おもしろかった。
でも、やっぱり時代物は苦手だなぁ。しかも歴史が絡むと。
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出版社からの紹介は次のとおり。
ふつうの人間にはない不思議な力を持つ「姉妹屋」のお初。南町奉行の根岸肥前守に命じられた優男(やさおとこ)の古沢右京之介と、深川で騒ぎとなった「死人憑き」を調べ始める。謎を追うお初たちの前に100年前に起きた赤穂浪士討ち入りが……。
宮部みゆきを読み始めるとまた彼女の本が読みたくなってきます。
「天狗風」を引き続き読んでいます。
さて、「震える石」。
彼女本はいつもそうですが、読み始めてすぐに逆毛立つような背筋がぞくぞくするような感じを覚えます。
超能力者お初が登場しますが、まったく違和感無く読み進めることができました。捕物帖にはこうした登場人物は今までに無かったそうです。
十代のころSF小説を好んで読んでいたこともあってこうした人物設定にはどちらと言うと共感を持っています。
また、歴史的事件に対して通説をさりげなくひっくり返すあたりにはストーリー作りの巧みさに感服しました。
お初と行動を共にすることになる算学家志望の優男の吉沢右京之介という設定もいいですね。このシリーズがもし続くとなると吉沢の出番が大変興味深い。
私たちは道行く人々を何気なく生活している単なる人としてみることがあります。こうして小説を読んでいると、一人ひとりにさまざまな「物語」があることに気が付きます。身近な家族一人ひとりにしてもそうですね。あまりに身近に存在しているとその心模様を見失ってしまいます。
きちんと話すことに耳を傾け、話す言葉の一つ一つの背景と意味を深く味わう必要がありますね。
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《あらすじ》
武家屋敷の庭にある岩が鳴動する。
どうやら赤穂浪士の討ち入りに関係しているらしい。
お初シリーズなので、「霊」は登場するけれど、そこはやはり宮部作品。
人間の執念・人生のやりきれなさをすごく書き込んである。だから怖いだけじゃなく、悪役(悪霊)の哀しさがわかるんだろうなあ。
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宮部さんの時代小説を初めて読みました。
実は、某漫画雑誌で漫画化されていたのを先に読んで面白かったので、原作も!という少々邪道な(?)ルートでしたが、とてもよかったです!さすが宮部さん。
私は意外と時代物の方が好きかもしれないです。
シリーズで読み進めたい、作品のひとつになりました。
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2011/01/19読了。
幽霊が見えるお初の捕物帳 1作目。
赤穂浪士の討ち入りに関する新たな解釈への試みは面白い。
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いつになったら岩が震えるんだと思ったけれど、震えてからは非常に面白い。赤穂浪士のユニークな解釈とミステリー、ホラーが上手く混ざり合った秀作だと思います。
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おもしろかった。
けれど、なんだかいつもよりも読後の感動が薄い気が…
続き物だから短編的なのか…?
自分でも感想がよくわからない。時代物嫌いは治ったはずなんだが
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不思議なものを見たり感じたりする力を持ったお初と、与力見習の右京之介が南町奉行の根岸肥前守に命じられ、不思議な事件を解く。
2人は「死人憑き」に出会い解決したかと思った矢先、浅野内匠頭が切腹した場所にある岩が夜な夜な震えるという話が舞い込む。
それぞれは別のものだと思われたが、ある点で繋がっていた…。
耳袋の作者(だと思われる)根岸肥前守さまの下で不思議な話を集めるという設定が面白い。
お初の気っ風のよい性格も好きだが、普段はボーっとしている右京之介が、たまに見せる切れ者振りが小気味よい。
はじめは性格が違いすぎてギクシャクしていた2人だが、最後のほうでは息も合ってきて次のシリーズでの相棒(恋愛要素もあるのかな(笑))振りが楽しみでもある。
少し怖い場面もあるので夏にオススメかも…
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宮部みゆきの震える岩を読みました。怪奇物語の顔をしながら、忠臣蔵の新たな解釈を加えたりと宮部みゆき流の時代物です。姉妹屋のお初やおよしが魅力的な女性として描かれており、そのような意味では楽しめましたが、謎ときや怪奇の解説がいまいちでちょっと納得できなかったのが残念です。
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先日読んだ「かまいたち」のなかの『迷い鳩』『騒ぐ刀』に出るお初さんの話。さらに「平成お徒歩日記」の『其の壱 真夏の忠臣蔵』にも出てきた話だったので読んでみたかった。
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時代小説、の割には軽く読めた一冊。
忠臣蔵の題材が使われていて、江戸時代でも「昔話」として語られていたのが面白かった。
江戸時代×超能力という組み合わせが、私には目新しい。
時代小説にハマり始めた私にはちょうどいい本かな。
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久しぶりの時代小説。「かまいたち」にも登場していたお初さんシリーズ。安定した面白さですね。話の中心に赤穂浪士が取り上げられてます。生憎私は時代劇はちゃんと見たことないのですが、それでもよく分かるのが凄い。生類憐れみの令などの愚法による厳罰、時代が許さなかった義理、敵討ちなどやるせない話とそこに関わった人たちの無念をうまいこと表現されてます。ものすごく怖いとか、感心するとか、感激するとかはないけど、でも落ち着いてゆっくり読める作品です。テンポのはやいミステリーやドロドロ恋愛小説などに疲れた方にお勧め。
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「かまいたち」に出てくる霊能力を持つ町娘、お初が活躍するシリーズ長編。100年も前の赤穂浪士事件がからんだ随分と凝った展開になっていた。共に謎解き追っかけをする右京之介もひょろひょろしてるけれど面白い。次作も読んでみよっと。
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私は超能力や死霊の出てくる作品が得意ではないので、この作品はどうも好きになれませんでした。ですから、そもそも宮部さんの作品は自分には向いていないのですが、以前『ぼんくら』を読んだらいろいろな点で惹かれてしまったものですから、同じような作品がないかと食指をのばしています。
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お初の見たものは、他のひとには見えない。けれど、確かにあったこと。
お初シリーズ第一弾。
再読。
忠臣蔵が絡むところがすごいな。
耳袋は現存するそうだが、「鳴動する石」のモチーフだけでここまで考えたんなら凄いな…。