紙の本
いくつもの週末
2002/06/04 13:14
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投稿者:かふかふ - この投稿者のレビュー一覧を見る
江国さんの本を読むことによって、気持ちが落ち着くことがよくある。
そのなかでも、落ち着きかたがこの本は違う。
結婚してもパートナーはやはり他人は他人だと言うことを思い知らされる。
でも逆にかけがえのない人だと言うことも、強く実感する。
そんな当たり前だけど忘れがちな気持ちを思い出させてくれる大好きな一冊です。
紙の本
必要不可欠な存在になるかも、しれない
2003/12/21 00:33
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投稿者:maki - この投稿者のレビュー一覧を見る
まだ私は学生で、自分が誰かと結婚することなんて全く現実味のない話だし、そのことについて想像したことも妄想したこともほとんどない。
だけど著者が語る結婚生活は、そんな私でさえ不思議なほどに共感できたし理解もできたし納得もしたし、結婚ってそういうものなのか、と少しさみしくもなったりした。さみしくなりながらも、その領域に足を踏み入たくなるような。
著者の日常も、感情も、リアルにこの一冊の本にあふれている。
これから私が時を過ごしながらも、そばに置いてずっと読んでいたい。
そのときの年齢によって、状況によって、この本を読んで感じることは変わってくるはずだから。
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夫と大ゲンカしてる時に読んだので、夫婦ってなんだろなぁといろいろ考えさせられました。いろいろあっても一緒にいるのが夫婦なんだなと。(ケンカ中に読むといいかも?)
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江國さんのエッセイ読むのは初めてだったけど、かなりおもしろい!!
夫婦間のいざこざやすれ違いが結構書かれているけど、それ以上に旦那様への愛がたっぷり。
江國さんが書くとありがちな結婚生活も素敵な恋愛小説みたいになるからすごい。
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夫と2人暮らしの結婚生活のエッセイ。流れ行く日常で、垣間見える結婚した男女の行き違い。結婚している人はかなり共感ができるはず。
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嘘と本当を織り交ぜた(ようにおもえる)著者の結婚のおはなし。
シビアで甘く、そして苦く。
二人で紡ぐ日常は、当たり前ながら、多層的だ。
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江國香織さんが結婚されて、2年目くらいの、夫婦生活を書いたエッセイです。
いつものタッチで書いている。つかず離れず、でも、どんなに離れていても、夜は旦那とくっついて寝ると言うところが彼女らしいと思う。仲の良い普段の様子が良く伝わってきます。
途中引用されている中島みゆきさんの歌詞は、「彼女の生きかた」です。
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17個のお話のつまったエッセイ。
そのなかでも、一番心に残ったストーリーが「色」。
「恋人とすごす夜の甘やかな親密さではなく、ただ一緒に眠るときの男の人の腕が一体どんなに心地いいものか。男の人の単純、男の人の複雑。男の人の寛容、男の人の安心。そして、起きたり眠ったり、歩いたり水をのんだり窓の外をみたり、話したりためいきをついたりあきれたり、どなったり怒ったり無関心だったりするそのいちいちが、一つ一つ全部色つきだということ。」(いくつもの週末「色」より)
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素敵過ぎる。あたしはやっぱり江国さんが好き。そして江国さんの描く人も好き。どんな人でも素敵に見せてしまう力が江国さんにはあると思う。なんかもうほんと素敵過ぎて2回も読み直してしまうぐらいの1冊。こんな素敵な結婚生活、わたしもしたい。もちろんこの本には描かれてない小さな些細な、でも悲しくて苦しくて嫌になっちゃうことがあったのかもしれないけど、それでもすごく素敵。どうしよう。そのくらい素敵。女心を素直に飾らずに忠実に、そして美しくもろく、書き出しています。
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だいぶ読み進めてから、「あっ、これ、読んだことあるある」と思い出しました。
まだ、学生の頃だったな。
今のほうが、もうちょっとリアルに読めてるかも。
言葉の流れが美しい、江国節炸裂。
結婚してみたいなあ。
ステキなだんなさんなんだろうな。
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■あらすじ。
江國香織さん自らの夫婦生活を語ったエッセイ集です。
■読書感想文。
江國香織さんの著書を読んだのは、これが初めてだったのですが、実に良かったです。
ほとんど無知識で借りて読んでいたので、最初はフィクションなのかなという位、小説的なタッチで描かれていて、途中まで夫婦の物語を綴った短編集だと思ってしまったほどです。
それほど実に繊細に心理描写を綴ってエッセイとしてしたためているので、詩的な心情の流れが心地よく、この女性(江國香織さん)に遂惚れてしまいそうになる程、魅力的な文章と存在でした。
これを機に、江國香織の小説著作も少し読んでみようと思ってしまいました。
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江国さんの日常がすこしだけみえるようでおもしろかった。きれいな箱のチョコレートは他の女の人にプレゼントしてほしくないってとこすき。
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作家さんの結婚生活が知りたくて読みました。
よくある「仲が良くて幸せ」とかの表面的なものではなくて、包み隠さない内容が良かった。
この本を著者が結婚生活の中の「航海日誌」と表していることにも面白さを感じられます。
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再読。
結婚生活に関するエッセイ。
やっぱり結婚しているからか、小娘の頃に読んだ時よりも内容に納得した。
以前読んだ時は、結婚なんていいこと一つもないやんかって軽く絶望したけれど、今は分かる分かる、結婚した男の人って万国共通なんやろうかって思ったり、絶望的な言葉の中に、それでもこれを続けていくだけの幸福を見出すことができた。
でも、真剣に読んで深刻に考える読み方はいけないなーと気をつけ、ダラダラと読みました。
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小説の短編集だと思って読んだら江國さん自身の結婚に纏わるエッセイだった。だが、短編集のような感じで、掌編小説と言うのだろうか。小説として読んでも面白い。
文章のそこかしこに、江國さんの旦那さんへの思いがちりばめられている。だがベタベタしたりドロドロしたりラブラブだったりするわけではなく、どこか一歩引いた目で自らの結婚生活を俯瞰している感じである。
結婚て、こんなもの。だけれど、こんな夫婦の距離感だったら素敵だろうな。
それにしても、旦那さんだらしがないですよ(笑) そこがまたいいんでしょうけどね。