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白い犬とワルツを みんなのレビュー

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みんなのレビュー242件

みんなの評価3.6

評価内訳

225 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

5年、10年、20年と年齢を重ねるごとに読み返していきたい

2005/04/04 00:36

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あう - この投稿者のレビュー一覧を見る

 老夫婦の愛と家族の絆が描かれた感動作です。数年前に、とある本屋さんの“手書きポップ”から火がついた本で、“手書きポップ”ブームの火付け役ともなった本です。

 長年連れ添った最愛の妻に先立たれた老人サムの前に、ある日どこからともなく白い犬が現われる。次第にサムはその白い犬と過ごす時間が楽しみになっていくが、不思議なことに白い犬はサムの前にしか姿を現わさない。

 子供たちには一人で大丈夫だと強がってみても、どこか危うくて、妻を亡くなくした孤独さがにじみ出ていてとにかく切ないです。別居している子供たちも、あれこれ言いながらも年老いた父親を本当に心配していて、遠過ぎず近過ぎずな距離からサポート的に見守っている感もやっぱり切ないです。家族関係の描かれ方にリアルさがあるので、ファンタジーっぽくなりすぎていないところがいいですね。じーんと心に響く本当に素敵な物語です。

 とても深い作品で、きっと、5年、10年、20年と年を重ねて読み返すほど、もっともっと心に響いてくる作品のような気がします。自分も、“白い犬が見える”、そんな人生を歩んでいけたらいいなと思います。

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紙の本

理想と現実・現代人へのメッセージ

2003/02/18 22:36

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:吉田くに - この投稿者のレビュー一覧を見る

 最愛の妻に先立たれ自身も病に蝕まれながらも余生を送る一人の老人のもとに突如白い犬が現れ、老人と犬との不思議な生活が始まる。権力や世間体への見栄に執着せず、ただ愛する人にそばにいて欲しいという純粋な夫婦愛が心に響く。真っ白な犬の白さはまるで汚れのない真実の愛の純白さを象徴しているのかのようである。同時に核家族化や少子化の進む現代人に伝えるメッセージかのように「家族」という絆をも温かく描いている。
 たくさんの愛情を注がれ惜しまれながら「死」を迎える。死後も生前の存在を長く愛され続けてもらえたら理想的だ。しかし現実は老後夫婦間で介護疲れが原因となり殺人沙汰となったり、親の面倒を見る見ないの件などでも家庭内での意見の衝突や問題は後をたたないのが現実ではないだろうか。理想はいくらでも築くことは出来るが現実は思い通リにいかないものだ。理想と現実との差を考え出すと複雑な気がしてならない。しかし温かい家庭は誰もが望むものであり、人間が生きている中で最も素敵で大切な空間である。本書は家族というものの絆、人と人とのつながりを忘れかけた現代人の心を潤してくれる物語としては申し分ない作品であるといえる。また、映画化されたビデオも必見の価値があるのでおすすめしたい。

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紙の本

泣いた

2002/06/12 03:10

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くにーた - この投稿者のレビュー一覧を見る

こんなに最初の方のページから泣いた本って今までない。
最愛の妻に先立たれた主人公の老人と、自分の夫を重ねてしまった。既婚者ならきっと同じ思いを抱くのではないだろうか。
老人にだけ見える白い犬。それはいったい何なのか。読む人ごとに答えは違うのかもしれない。

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紙の本

お父さんは大丈夫なの…?

2003/09/30 11:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る

自分も直面する、親の老い。おじいちゃんの娘や息子たちの立場で読むと、共感もあるし、面白かったです。同窓会に行ってしまうところは、ハラハラして読みました。無事に帰ってこれてよかった。お手伝いのニーリーも、どこにでも、絶対いるんだよねー口うるさい親戚のおばちゃんと言う感じで、うるさいんだけど、暖かい人なの…。
いいと評判の本で、読んでみたんだけど、白い犬との生活には、感動はそんなにはしなかった。白い犬はお前たちのお母さんだと言う所も。それより、銀行に行った時等の、娘たちの、心配ぶりに、おかしい様な、悲しいような、なんとも言えない愛情を感じました。

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紙の本

ココロ、温まる一冊です

2002/02/28 16:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:モモ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 最愛の妻に先立たれた老人サム。体が少し不自由だが、自分の緒子どもたちに甘えずに余生を生きていこうとする姿と、父親の行動に戸惑いや不安を覚えつつも、父親を支えていこうとする子どもたちの姿に強く心を打たれた。ストーリーの中で終始描かれている白い犬は、幻か本物か、最後まであやふやな存在だったが、それも次第にだんだんしっかりしたものとなってゆく。老人サムの行く末は弱弱しくも、でも心意気の力強さに感動した。本当に皆に読んでほしい一冊です。

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紙の本

あなたには白い犬が見えますか?

2001/11/04 22:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:utena - この投稿者のレビュー一覧を見る

 長年連れ添った妻に先立たれた老人サムが、温かい子供達の思いやりに感謝しながらも、不思議な白い犬と一緒に余生を自分らしく生きていくという話。リアルに書かれていて情景が頭に浮かんできて、いつの間にやら引き込まれていきました。最初、よくある老いの話だろうなと思って読み始めましたが、それだけの話ではありません! 久しぶりに泣いた作品です。まさに大人の童話です。
 あなたにはこの白い犬が見えますか? 見えるような人生を送ってきましたか?

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紙の本

人生の最終章は…

2001/10/31 13:54

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投稿者:mreds - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この物語は一方通行的な愛を表現したものではありません。失ってからより一層いとおしく感じる妻への深い愛情と感謝の念を綴っています。
 きっとこの本を読めば誰でも、主人公のような人生の最終章を迎えたいと思うのではないでしょうか…。死ぬ間際に最愛の人を思える人生は、とても素敵です。
 読んだ後、自分に当てはめて考えると、涙が止まらなくなる。そんな本です。

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紙の本

老いとは...

2001/10/29 16:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ポッケ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 白い犬がどうとかいうよりも、まだ20代の私には正直考えたこともなかった「老い」ということをこの本にはとてもリアルに描かれてていろいろ考えさせられる部分がありました。自分が老いたときということは今現在では想像しにくいことですが、自分の親が…と置きかえて読んでしまってたような? 不思議な感覚でした。読む人の年代によってとらえかたは全然違う気がするので、何年か後にもまた読んでみたいです。その時自分はどう感じるのかな?

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紙の本

生きるという事の優しさ

2001/07/14 00:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あきこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 長年連れ添った妻を看取った彼は、でき得る限り自分の足で余生を生きようとします。その日々は、子供たちや妻や友人たちへの感謝に満ちた日々でした。やがて彼は自らが病魔に冒されていることを知ります。そんな彼の日々に寄り添っていたのは、彼にだけ特別懐く、不思議な白い犬でした——。

 老いを見つめる子供たちの冷静で優しい視線と、その優しさを十分理解し、感謝しながら、自分の足で余生を送ろうとする老人の誠実さ——そして、彼を楽しませ、彼をそっと見つめる白い犬——。慈しみあい、信じあった静かで豊かな恋愛の実りは、やはり静かで豊かで優しくあるのでしょうか。夫婦愛と家族愛を豊かに謳った、優しい、この上もなく優しい童話のような小説です。
 死を見つめ、老いを見つめる作品でありながら、読後感は爽やかで、静かな勇気と優しさで満たされます。
 身近な死を悼んだ事のある人に、老いを迎えた家族に戸惑いを覚えている人に、この本を読んでいただきたいです。

 もっと詳しい読書感想はコチラ⇒■

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紙の本

憧れました−老夫婦の愛情−

2001/06/09 00:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あき - この投稿者のレビュー一覧を見る

 老夫婦の愛の物語です。「究極の愛の姿を描いた作品」と評されていますが、まさにその言葉がしっくりときます。がんこで口数少なく、不器用で一本気。けれど、本当は愛情深く、家族を大切に思い、亡くなった奥さんを常に心に置いている人でした。愛情に、もしも色があるならば、この男の人から奥さんへの愛情は、深く透明な青…。静かでゆるぎないのない湖のようだと感じました。

 気付いたら泣いていました。恋愛小説で泣くのは初めてです。実は、男性作家が書いた純粋な恋愛小説を読むのは初めてです。こんなにも切ない、詩のような小説があったなんて…。この作者の他の作品も読んでみたくて検索してみたのですが、ありませんでした。どうやら、絶版になっている様子…。とても残念でなりません。

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2006/03/10 02:02

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2004/10/16 11:03

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2004/10/16 20:57

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2004/10/31 23:10

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2004/11/06 01:33

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