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人材マネジメント論 経営の視点による人材マネジメント論 みんなのレビュー
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紙の本
組織を戦略に従わせるための仕組の紹介。
2002/02/02 10:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:平野雅史 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高橋俊介氏と言えば、日本で最も著名な人事戦略コンサルタントの一人と言ってよいでしょう。その方が書いた本です。
内容的には特に目新しさがある訳ではなく、『組織運営』、『人材フローマネジメント』、『報酬マネジメント』などHRMの主軸となる観点から、良く知られている人事手法を体系的に紹介している本、という印象です。
本書の良い点は、いわゆる「ストラテジスト」と「人事屋」の間の仲立ちをする視点を与えてくれることでしょうか。例えば、ストラテジストは絵は描くけれど社内制度に落とせない。一方の人事屋は制度の精緻化が自己目的化し、精緻化した制度を以って企業のダイレクション変更に抗う傾向があるように思われます。この間を取り持つ『翻訳機』のような知識を与えてくれているのかも知れません。
また、『日本的経営の3種の神器』として一般に取り扱われる、社内福祉、年功序列、長期雇用が、日本的なのではなく、高度成長期的なのだ、ということを再確認させてくれる点は参考になりました。
企業は社会に対して付加価値を出してこそその存在意義があるとすれば、組織はそれに整合的である必要があるし、それをコントロールするHRMの手法もまた整合的である必要がある、そんなことが再確認できます。
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