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紙の本
ロンメルしか知らなかったけど、そしてロンメルがすごい、と思ったけど、戦争には誰もすごい人なんて、ないんだよね。
2001/09/09 20:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:道成寺 新 - この投稿者のレビュー一覧を見る
砂漠のキツネ。エルヴィン・ロンメルのことである。
ロンメルはすごい。ドイツ軍の軍人達もすごい。そして、イギリス軍もすごい。そして、すごい人たちの戦争は、結局投入される資源量で、戦術レベルでは奇跡が起きたりするが、アフリカという戦略単位では決定したりした。
双方の知恵、勇気に感服し、そしてそんな人たちが、殺しあわなければならない不幸、すばらしい人たちがいなくなる、という人的資源の無駄遣いに対して、涙した。
同じ言葉しか繰り返す事ができない。彼らは、すぐれ、すばらしい人たちで、そして、その英知を使い、殺しあうしかなかった。そこは、悲劇に満ちていたが、砂漠の砂は悲劇を無限に吸いながらも乾ききったままだったのだ。
紙の本
よく読めば
2022/07/30 22:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
エル・アラメインの敗北でロンメルがイタリア軍将兵を見捨ててイタリア軍の車両を略奪してドイツ軍が退却した事を車両を持たないラムケ降下猟兵旅団と絡めて超婉曲話法で語られたり、ネーリングがチュニジアで陣地の構築する際にユダヤ人を強制労働に就かせた事には一言も触れていなかったり、と問題はある。しかし、よく読めばパウル・カレルことパウル・カール・シュミットSS中佐はドイツ・アフリカ軍団は他の戦線のドイツ軍とは違う、「古き良きドイツ軍」である事を大前提にして書いている。つまり彼は本当の事を熟知していると暗に明記している。これを見落として、赤軍の「作戦術」を過大評価する為には「都合が悪い」ヴラーソフ将軍と第2突撃軍の破滅はどこかに行ったような文章をパウル・カレル批判と同じ本に書いている。
もっとも「古き良きドイツ軍」とは当時のドイツ領南西アフリカでの戦争犯罪をしでかしたのだが。ローザ・ルクセンブルクや第三帝国の出来事は映画化するマルガレーテ・フォン・トロータが、この出来事を映画化しないだろうか。
さすがPK隊員が関わり、戦時下の外務省広報課長が書いただけあって、歯切れがいいし、訳文が読みやすいから、以前は普及していたわけだ。何回も読み返した本だが、師団長の「苦労人」ウルリヒ・クレーマンの命令でロードス突撃師団の将兵がロードス島のユダヤ人をアウシュヴィッツへ送った事を書かないような本が生まれるから冷めてしまった。
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